本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。
by さとこ タルコフスカヤ
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(佐々木典士著)「われわれは幸福になるためよりも、幸福だと人に思わせるため四苦八苦している(ラ・ロシュフコー)」
「われわれは幸福になるためよりも、幸福だと人に思わせるため四苦八苦している(ラ・ロシュフコー)」という本の中で引用されている言葉が強烈に心に響いた。
ずっと前から、わたしは、ものを捨てて身軽になろうとしてきた。なかなか身軽になれないなかで、自分の持ち物に向かいあいながら、痛烈に感じていたことがこれなのだ。
「これを使ったり着たりしたら人に良く思われる機会があるかもしれないと思って置いているものか、自分が必要かつ好きで置いてあるものか」でものを分けて、前者は、捨てる。それが、どれだけ気持ちを清々しくするものかを実感してきた。
去年になるが、著者の佐々木さんをテレビで見たとき、とっつきが悪い人だなあと思った。何もない部屋でたんたんと暮らしている様子が映し出されたのだが、佐々木さんはあくまでも自然体で、僕は何かを伝えるんだ!みたいな感じもなく、「こんなふうに暮らしていますよ、スマホがあるし…」と、穏やかでさわやか~な様子なのだが、絶句するほどに、あまりにも物が少なく、よくわからないまま、佐々木さん紹介のコーナーは終わってしまった。そんな佐々木さんの本をやっと見つけた。
こんなことを考えている人だったのか!「はじめに」の8ページは素晴らしかった!とても好感を持ったし、親近感を持ったし、ミニマリストの根底にある考え方には、心の底から共感した。
本によると、もともと佐々木さんは、普通の人よりもたくさん価値のあるものを所有している人だったようだ。生活用品や本を大量に持っているだけではなく、アンティーク雑貨や、カメラ用品や現像のための暗室、自転車整備器具、42型テレビとホームシアターなどなど。それらを買い集める自分の根底にある不毛なものに気が付き、本来の自分として生きたいと、それらを全部捨ててしまった人なのだ。
本によると、人は新しいものを手に入れてもすぐに慣れてしまい、また、新しいものがほしくなる。それは際限がなく、たとえ、どんなに高価なものであっても、同じなのだそうだ。
ずっと前から、わたしは、ものを捨てて身軽になろうとしてきた。なかなか身軽になれないなかで、自分の持ち物に向かいあいながら、痛烈に感じていたことがこれなのだ。
「これを使ったり着たりしたら人に良く思われる機会があるかもしれないと思って置いているものか、自分が必要かつ好きで置いてあるものか」でものを分けて、前者は、捨てる。それが、どれだけ気持ちを清々しくするものかを実感してきた。
去年になるが、著者の佐々木さんをテレビで見たとき、とっつきが悪い人だなあと思った。何もない部屋でたんたんと暮らしている様子が映し出されたのだが、佐々木さんはあくまでも自然体で、僕は何かを伝えるんだ!みたいな感じもなく、「こんなふうに暮らしていますよ、スマホがあるし…」と、穏やかでさわやか~な様子なのだが、絶句するほどに、あまりにも物が少なく、よくわからないまま、佐々木さん紹介のコーナーは終わってしまった。そんな佐々木さんの本をやっと見つけた。
こんなことを考えている人だったのか!「はじめに」の8ページは素晴らしかった!とても好感を持ったし、親近感を持ったし、ミニマリストの根底にある考え方には、心の底から共感した。
本によると、もともと佐々木さんは、普通の人よりもたくさん価値のあるものを所有している人だったようだ。生活用品や本を大量に持っているだけではなく、アンティーク雑貨や、カメラ用品や現像のための暗室、自転車整備器具、42型テレビとホームシアターなどなど。それらを買い集める自分の根底にある不毛なものに気が付き、本来の自分として生きたいと、それらを全部捨ててしまった人なのだ。
本によると、人は新しいものを手に入れてもすぐに慣れてしまい、また、新しいものがほしくなる。それは際限がなく、たとえ、どんなに高価なものであっても、同じなのだそうだ。
ものだけではなく、たとえウィンブルドンで優勝という名誉を手に入れても、その幸福感は長くはないものなのだそうだ。
新鮮な気持ちになりたくて、何かを買っても、その気持ちが長くは続かないことは、わたしも、骨身にしみて、知っている。
そして、ものがほしい動機の中には、自分には価値があるということを人に伝えたいという欲求がある。能力や人柄などの内面の価値は、簡単には人に伝えることができないが、外面は簡単に伝わる。それで、体を鍛えたり洋服を熱心に選ぶことになる。
でも、そのための大量のモノに住空間を占領されるのは、本末転倒だ。そして、多すぎるモノは、負担になり、心を重くする。その通り…。
しかし、人は刺激を求める。手持ちのモノには飽きてしまう。これもまた、その通り。
そんな、買い物の無限のループから逃れることができるのは、「感謝」なのだと、佐々木さんは書いている。モノが少なくなって、自分が本当に必要なものだけに囲まれていると、自然にモノへの感謝の気持ちが湧いてくるのだという。
そこなのか!!
最近、お金をかけていることがわかるように素敵に着飾った人を見ても憧れなくなったし、雑誌に出てくるようなハイセンスな家にも憧れなくなった。高いお金を出して買ったが見栄えだけの洋服も捨てた!
そこなのか!!
最近、お金をかけていることがわかるように素敵に着飾った人を見ても憧れなくなったし、雑誌に出てくるようなハイセンスな家にも憧れなくなった。高いお金を出して買ったが見栄えだけの洋服も捨てた!
家のなかもところどころ、清々しくなってきた。本や洋服やもろもろ、好きなものも少なくはないので、清々しくない場所も多いが。
『ぼくたちに、ものモノは必要ない。』に書いてあることは、ここでは書ききれないが、このテーマは、自分にとっても大きなテーマなので、続けて考え、実行していきたい。感謝の気持ちに包まれる日がくるまで…。
『ぼくたちに、ものモノは必要ない。』に書いてあることは、ここでは書ききれないが、このテーマは、自分にとっても大きなテーマなので、続けて考え、実行していきたい。感謝の気持ちに包まれる日がくるまで…。
by tarukosatoko
| 2017-02-15 23:03
| 本
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Comments(2)
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by
bienes at 2017-02-16 14:37
こんにちは さとこさん
私もこの本読みました=というか持っています
こんな風に生きていけるってすごいなあと思いました
お気に入りのモノに囲まれて暮らしていると
ストレスもなくなるのでしょうね
満足感に満たされ・・感謝があふれてくる感じ・・
私最近小モノが多くなってきているみたいで、
やっぱりストレスを感じるようになっています
さあ今宵からは フィギャー三昧 楽しみですね(#^^#)
私もこの本読みました=というか持っています
こんな風に生きていけるってすごいなあと思いました
お気に入りのモノに囲まれて暮らしていると
ストレスもなくなるのでしょうね
満足感に満たされ・・感謝があふれてくる感じ・・
私最近小モノが多くなってきているみたいで、
やっぱりストレスを感じるようになっています
さあ今宵からは フィギャー三昧 楽しみですね(#^^#)
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tarukosatoko at 2017-02-17 09:43
bienesさん、持っておられるのですね!この本はたくさんの言葉の引用などもあり、読むところが多いので、何度か読み返せる本だなと思っていました。図書館で借りましたが、買おうかなと。
持ち物を減らしたはいいのですが、その空いた場所を空けたままにしておけたらいいのですが、「新しいものが買えるよ~(^^)うふふ(*^^*)」という気持ちが自然にわいてくるようなところがあります(  ̄ー ̄)ノ
さすがに大きなものは買わないので、ちょっとしたかわいらしいものとか…。それはそれで、長く使えるものを選べるようにはなっている気もするし、いいのかな(*´∇`*)と思うことに。
昨日は四大陸選手権は女子でした。いよいよ今日は…男子ですね!
持ち物を減らしたはいいのですが、その空いた場所を空けたままにしておけたらいいのですが、「新しいものが買えるよ~(^^)うふふ(*^^*)」という気持ちが自然にわいてくるようなところがあります(  ̄ー ̄)ノ
さすがに大きなものは買わないので、ちょっとしたかわいらしいものとか…。それはそれで、長く使えるものを選べるようにはなっている気もするし、いいのかな(*´∇`*)と思うことに。
昨日は四大陸選手権は女子でした。いよいよ今日は…男子ですね!