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ぺらぺらうかうか堂(フィギュアスケート&本&タイドラマ等&雑記)


本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。
by さとこ タルコフスカヤ
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4大陸選手権2017 神戸の三原舞依が優勝、神戸新聞が盛り上がる! エキシビションは「タイスの瞑想曲」

4大陸選手権2017 神戸の三原舞依が優勝、神戸新聞が盛り上がる! エキシビションは「タイスの瞑想曲」_e0337786_12050006.jpg

 昨日、2月18日、4大陸選手権で初出場の三原舞依が、優勝した!優勝インタビューを見ていた神戸出身の夫が「三原舞依、神戸弁やなあ…」としみじみしながら、神戸弁で言っていた。

 朝、ぼーっとしてコーヒーを飲んでいると、早起きの夫がいきいきとした様子で話しかけてきた。

 「三原舞依って、一ヶ月に一度は通院して、点滴を2時間して、体の血も大量に抜いてんねんて、知っとう?」

 全身の関節が痛む病気だと聞いていたが、今もそんなだとは知らなかった。
 夫は開いた神戸新聞を私に手渡すと、読むようにと目で合図した。それが、上の一面の記事だ。病気については詳しく書いていないが、三原選手のくったくのない笑顔がすばらしい!読み終わって、またぼーっとしようとすると、

 「そこだけとちがうで」

 そう言うと、神戸新聞のスポーツ欄を示した。

4大陸選手権2017 神戸の三原舞依が優勝、神戸新聞が盛り上がる! エキシビションは「タイスの瞑想曲」_e0337786_12053573.jpg

 それが上の記事だ。記事が大きい。スピンをしている三原選手の写真がでかでかと載っている。昨日ののびやかなシンデレラの演技を思い出して、うれしくなる。「ここからがまたスタート、五輪に出られる選手になりたい」とインタビューに答えている。
 記事によると総合で200点を越えたのは(浅田真央、安藤美姫、宮原知子に次いで)4人目なのだそうだ。

 新聞を置いて、布団で二度寝しようと立ち上がると、夫が再び新聞を差し出して、また言った。

 「ここにも、あるで」

4大陸選手権2017 神戸の三原舞依が優勝、神戸新聞が盛り上がる! エキシビションは「タイスの瞑想曲」_e0337786_12061680.jpg

 おお、社会面にも三原選手が!

 写真では、喜びの笑顔の三原選手と、静かな喜びに満たされたコーチの表情が心にしみる。
 ここに、点滴や血を抜く話が書かれていた。「一年二ヶ月前は病院のベッドにいたが、一気に頂点へ駆け上がったシンデレラガールは、信じられない、夢のよう、と、はにかんだ」と。さらに「病気だからできないというのが一番嫌いなせりふ。病気になったからこそ強くなれたこともある」。頼もしい!

 三原選手の優勝は、たしかにおおごとである。とはいえ、朝刊に、大きな記事が三つも!そこまで大盛り上がりしているのは、神戸新聞だけなのではないだろうか。なんといっても、世界の中心を兵庫県に設定した新聞なのだ。三原選手は神戸市に住み、神戸ポートアイランドクラブに所属し、県立高校の生徒でもある。

 (ずいぶん前だが、明石と淡路島を結び、地元でも愛されてきた"たこフェリー"が最後になったときには、「さようなら、たこフェリー!!」的な記事が、一面のトップ記事だった。世界ではもっと重大なニュースがあるし、兵庫県にだってもっと書くべきことがあるはずだが、神戸新聞はこれでいいのだと思った)

 表彰式では、キム・ヨナさんが花束をわたす役だった。花束をもらったあと、三原選手は何度も、まじまじと、去っていくキム・ヨナさんを見ていた。「うわあ、本物のキム・ヨナ…!」というような、心の声が聞こえてきそうな、ぽかーんとした真顔だった。デールマンも長洲未来もまじまじと、キム・ヨナさんを見ていた。
 この表彰台に浅田真央さんがいたら…と思った。二人はどんなことを思うだろうか。本番の五輪では、表彰台に浅田真央さんが…とわたしは主観的に願う!!

 三原選手のエキシビションは「タイスの瞑想曲」だった。偶然なのだろうと思うが、これは、バンクーバー五輪でのキム・ヨナのエキシビションナンバーだった。
 キム・ヨナさんには、複雑な思いがあるが、ものすごく強く美しいスケーターだったと思う。相手がどうであれ、ここは礼儀正しく、先人への本心からの敬意をしめす結果となったのではないだろうか。



by tarukosatoko | 2017-02-19 12:03 | フィギュアスケート | Comments(4)
Commented by mo8_a29 at 2017-02-22 08:37
おはようございます!
三原舞依選手 ノビノビしてましたね!いい選手(^o^)
しかし 大変な治療しているんですね・・・
神戸新聞しか わかり得ない情報・・・
よほど 氷の上で滑れることがうれしいんですね。女子シングルの選手の中で一番嬉しそうでニコニコしていた。

ところで キム・ヨナさん 色々あったけれどやっぱり伝説の選手ですよね。

Commented by tarukosatoko at 2017-02-23 21:00
> mo8_a29さん、こんばんは!
三原選手は、昨シーズンやその前は、ちょっと子供っぽいかなと思っていたのですが、
その素直な滑りが持ち味になってきましたね。
高橋大輔さんの解説では、氷とのタッチが柔らかい選手なのだそうです。
そうなのか…。
キム・ヨナさんは、あれやこれやと、色々あったけれど…、トリプルルッツトリプルトーループのコンビネーションは見ごたえがあったし、色々な面で伝説の人ですね。
Commented by mo8_a29 at 2017-02-23 21:15
こんばんは!
たこフェリーのこと とても大事なことなんですよね。丁度子どもが小さかったとき仲良くなった近所のお母さんが淡路島出身で あの神戸の震災の時 凄くショックを受けていました。そして若いときは その『たこフェリー』で車を使って神戸の会社に通ったそうです。 あんまり行ったこともない瀬戸内海 一度鷲羽山から眺めて美しかったです。まだ橋がかかってなかった。
Commented by tarukosatoko at 2017-02-23 23:03
mo8さん、そうなんですか!!
たこフェリーは、確か、全部かどうかは知らないのですが、大きなたこの絵がかかれた船でした。わたしも一度、これに乗って、淡路島に行ったことがありました。
たこフェリーで会社に通っておられたとは、風情がありますね~~~(*'▽')
今は大きな橋があって便利にはなりましたが、風情は減りました。瀬戸内海はこじんまりとした、独特の美しさがあります。特に晴れた日がきれいですよね。
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