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ぺらぺらうかうか堂(フィギュアスケート&本&タイドラマ等&雑記)


本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。
by さとこ タルコフスカヤ
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村上佳菜子選手が引退 苦しい現役生活だったが、今後はフィギュアスケート王国・名古屋の伝統を継ぐコーチに! 

村上佳菜子選手が引退 苦しい現役生活だったが、今後はフィギュアスケート王国・名古屋の伝統を継ぐコーチに! _e0337786_13025338.jpg
 国別対抗戦の最終日に、村上佳菜子選手が引退を表明した。とうとう…という思いだ。今後はプロスケーターとして活躍するとともに、コーチとしての修行を始めるそうだ。

 シニアデビューは2010年10月、名古屋で開催されたNHK杯だった。15歳だった。ショートプログラムは「ジャンピン・ジャック」(演奏:ビッグ・バッド・ブードゥー・ダディー)、振付は山田満知子・樋口美穂子。元気で明るい人が出てきたなあという強い印象に残った演技だった。
 このとき、カロリーナ・コストナー、レイチェル・フラットについで3位に入った。



0:43 始まる はじける笑顔、キレのある動き
1:08 3T3T
1:28 3F
1:33 レイバックスピン
1:59 2A
2:09 ここからが、かわいい…
3:36 最後のポーズ
4:08 転倒?!
4:19 樋口美穂子コーチ登場
6:13 山田満知子コーチと樋口美穂子コーチと3人、今思えばすごい

 この演技ははつらつとしていて、村上佳菜子選手は、今後、どれだけ伸びるんだろうかと期待が高まった。
 でも、そのころから、トップに立ちたいという欲がない人で、将来は先生になりたい…ということだった。

 そして、これから、本当に先生になる道へと進む。山田コーチから樋口コーチへと続いた名古屋のスケートの伝統を継ぐコーチとしては、能力的にも性格的にも経験的にも、最適任ではないかと思う。選手生命は短いが、これから、何十年とコーチ業は続けられる。村上選手をキスアンドクライで見ることができる日はいつごろだろうか!

 びっくりするような、身体能力や魅力がある選手はたくさんでてくる。でも、それを世界で開花させることは、極端に難しいのだと最近わかってきた。練習量だけではなく、家族の助けや、コーチや振付師やプログラムや、本人の思いの強さや他の選手の状況や、その時の運などが複雑にからみあった結果が、競技の結果につながる。
 例えば、このNHK杯では、浅田真央さんは佐藤信夫コーチのもとでジャンプの見直しを始めたところで8位だった。そこから積み上げてきたありとあらゆるものの総力戦の結果として、ソチのフリーの演技があった。

 他にもいろいろなドラマがフィギュアスケートにはある。村上選手自身も大変だったし、他の選手たちの苦闘も、村上選手はつぶさに見てきた。

 最近、織田信成さんが関西大学フィギュアスケート部の監督に就任したが、ぜひとも、村上選手には、いつか中京大学フィギュアスケート部の監督に。

 昨年の全日本選手権の演技は、まさに、積み上げてきたものの集大成だった!「星は光りぬ」(歌劇『トスカ』より、作曲:ジャコモ・プッチーニ)、振付は樋口美穂子。22歳、9回目の全日本選手権だ。



0:31 始まる
1:02 3F
1:09 2A
1:41 3T2T
2:37 3S2Lo2Lo
3:28 3T
3:42 3S2T
3:49 2A
3:56 このあたりからのステップ!
4:46 すべての力を使い果たしたかのようにうずくまり、そして、立ち上がる
5:00 涙、そして、樋口コーチの涙
6:44 会場から大きな手拍子が起こる
7:18 高橋大輔さんのコメント「この表情が見たかったですね、感動して泣いてしまって、言葉が見つかりません」

 ずっと回転不足に深刻に悩まされてきたが、ジャンプ構成を変えて、回転不足は一つだけにおさえた。フリーでは7位につけて、全体では8位だった。しかし、おそらく、見る人に与えた感動は1位だったのではないかと思われた。わたしたちは村上選手の苦しいたたかいをずっと見てきたのだから。

 競技結果は、感動とは別のところに、厳然として、ある。フィギュアスケートに限らず、スポーツの厳しさと感動は、そこにあるのかもしれない。


by tarukosatoko | 2017-04-27 13:13 | フィギュアスケート | Comments(4)
Commented by bienes at 2017-04-28 14:43
さとこさん
真央さんもかなこさんも引退しましたね
若い選手にバトンタッチして これからはコーチや監督となっていくのでしょうか
子どもたちを指導したり振付で名前をみたり・・いろんな分野でいろんな人たちに出会えそうな気がしてきます
歳を重ねてジャンプは飛べなくなっても 滑りから醸し出す雰囲気はその人らしいものがあって魅了されます
2年後5年後と どんなフィギャー界になっているのでしょうね
Commented by tarukosatoko at 2017-04-29 14:55
bienesさん、ほんとうに、2年後にどんなことになっているかも、想像とは違うものになりそうで、わからないですね。
真央さんも佳菜子さんも、フィギュアスケートにかかわっていかれるそうなので、まだまだ、活躍に期待が高まります。
二人ともゴージャスな雰囲気のコーチになりそうですよね‼

それにしても…、毎年行っている真央さんのアイスショーですが、ふたりの引退があったので、今年はチケットがとれるのか…それが問題です(* ̄∇ ̄)ノ
Commented by Disney 鴨 at 2017-04-30 20:27 x
こんばんは。
さとこさんの記事で「父帰る」ならぬ「ガチ帰る」を知った日の夜の国別対抗戦のEXのTV放送で、今度は、「佳菜引退」が発表され、またしてもびっくりぽんでしたが、佳菜ちゃんの競技スケーターとしての最後の演技を見られて、良かったです。それにしても、同じ日に、スケート界で、2度のびっくりぽんのニュースを聞くとは、長い間、スケートを見て来て、初めてのことでした。
ところで、さとこさんの仰るように、シニア初年度の佳菜ちゃんは、はつらつとしていて、伸びしろを感じさせましたよね。さとこさんが、挙げて下さった動画は、本当に懐かしかったです。今後、佳菜ちゃんは、アイスショーに出るということなので、佳菜ちゃん出場のアイスショーが、TVで放送されることを楽しみにしています。
Commented by tarukosatoko at 2017-05-02 21:08
> Disney 鴨さん
ガチ帰る?!
なになに???
と思ったら、あのガチのことでした(*^^)v
「プル帰る」、「来ず(コヅ)帰る」、「あっ、もう(アモ)帰る」、などとあてはめてみましたが、「ガチ帰る」がベストでした…。

引退とか復帰の話が続いていますね。あと引退しそうな選手は…、思いつきませんね。たとえ、思いついても、言わないでおこうという感じですかね。

佳菜子さんは今でも生で見たら、伸びしろがあるように見えるんではないかと思うような滑り方ですよね。今後自由に滑ることができるアイスショーでは、また新しい佳菜子さんを見られることでしょう。楽しみです!
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