宇野昌磨の2回目の4大陸選手権は2016年に台湾で開かれた。この年はボーヤン・ジンが4回転ルッツ3回転トーループの連続ジャンプをひっさげて表舞台に飛び出してきた年だった。宇野昌磨はシニアに移行し、グランプリシリーズで初優勝し、グランプリファイナルで銅メダルをとった。4大陸選手権のあとは、世界選手権にも初出場する。

 ショートは「Legends」(作曲:Sacred Spirit)。解説者がお気楽そうに解説しているのが、ちょっとあれだが。ちなみに、フリーは「トゥーランドット」で、両方とも何度も見た。



 最初の部分で毎回、五木の子守歌を思い出していた。

 蛇足だが…、小学校のとき、学習したことの集大成として毎年あった学習発表会で「五木の子守歌」の出し物があり、母親の地味な着物を借りて、赤ちゃんの人形をおんぶして、頭に手ぬぐいを巻いて悲しげにたたずんで、時々振付けがあって、歌う…という役をしたことが無意識に無味乾燥な感じだが、強烈に心に残っている。昭和だ。今の小学校では考えられない出し物だと思う。

 それもあって、当時も何度も動画を見た。テンポがはやくなるところからいろいろな動きがあり、こんなタイプもできるんだと思って見ていた。高橋大輔さんが「宇野選手の腕がしなっているところが好きだ」というようなことを話していたが、本当に、腕がよく、しなっている。体全体がしなっている。だから、かっこいいのだろう。
 2015年よりは大人びているが、まだ18歳だ。ショートでは2位につけるが、フリーで失速して4位になった。

 ところで、これは第2の「Spirit」だ。第1の「Spirit」は2013-2014シーズンのショート「The Blessd Spirits 」がある。第3の「Spirit」が今シーズン前半のエキシビションだった。第1は題名、第2は作曲、第3は曲名が「Spirit」だ。機会があれば"「Spirit」3部作"をまとめて見たいと思う。

 


 2016年に優勝したのは、カナダのパトリック・チャンだった。ショートでミスして5位になったが、フリーで巻き返した。このフリーは覚えている!「滑ることが好きです。そしてこんなに滑れます」といった感じの、すがすがしい滑りだ。
 このスケーティング、このジャンプ!あらためて見てみると、すごさがわかる。演技を順位を気にしながら見ているときは、滑りの全貌を見そびれている。何年か後になって見ると、「こんなふうに滑っていたのか、こんなにきれいに滑っていたのか」と驚くことが多い。


パトリック・チャン4大陸選手権2016 FS

 そして、2位はボーヤン・ジンで3位はハン・ヤンだった。この年の4大陸選手権はとても熱心に見たようで、どの演技もよく覚えている。

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# by tarukosatoko | 2019-02-16 20:19 | フィギュアスケート | Comments(0)



 宇野昌磨は4大陸選手権に5回連続出場している。まずは最初は2015年、17歳でジュニアの最後の年に全日本選手権で2位になって、4大陸選手権の出場を決めた。 ショート「クロイツェルソナタ」は88.90の自己ベストを更新して2位になった。フリーもあわせて、総合で5位になった。


 初々しくかわいらしさが先に立つが、演技は今と同じ集中力が強くて、ひたむき。重みがある力強い滑りが持ち味だ。4回転トーループやトリプルアクセルをきれいにとんでいる。
 宇野昌磨はバイオリンも似合うのだな。いつか、サラサーテの「チゴイネルワイゼン」でも滑ってくれないだろうか。


 このとき、2位に30点近いリードをして優勝したのは、カザフスタンの英雄、デニス・テンだった。
フリーは母国カザフスタンを通るシルクロードをテーマにした音楽。



 ああ、デニス・テンはこんなふうだった。意味の無い派手な動きはまったくない、上品で、緩急があり、とても洗練されている。こんなに多彩な、変化に富んだ、それでいて一貫した美意識が流れる演技をしていたのだ。

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# by tarukosatoko | 2019-02-15 17:19 | フィギュアスケート | Comments(2)

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 三原舞依の演技が好きだ。滑るときのエッジと氷の接する具合が好きだし、とても丁寧に心をこめて手足を動かす様子が好きだし、ジャンプの踏切と着氷のなめらかさも好きだし、それらを総合して、三原選手が表現する世界観に満たされた思いが胸に広がる。優しい気持ちになる。

 例えば、わたしが12歳のフィギュアスケートを習っている女の子だったら(妄想です)、三原舞依が練習に来る時間に行って練習をずーっと見たいと思うだろう。もしも、12歳のわたしが三原先輩と同じ試合に出場できたとして(妄想)、リンクサイドで三原舞依とすれ違うことがあったなら、邪魔にならないように手短にファンですと伝えて握手してもらって、あとで一人になったらうれしくて胸の前で両手をグーにして、演技後の三原舞依の真似をして、くるくるきらきらと回って感激するだろう(へんな方向の妄想)。

 もしもわたしが男子選手だったら、三原舞依が演技前のバックヤードでジャンプの練習をしているのを、遠くから無意識のうちに見てしまっていて、三原舞依が気がついて目があったら、大急ぎで目をそらしたりするのだろう。誰かさんのように。

 ということで、三原舞依の2017年、2018年、2019年の4大陸選手権を振り返ってみようと思う。動画はいつまでも残ってはいないのだが、ありがたく、お借りします。今このときの、スペシャルな時間をありがとうございます!



 4大陸選手権2019フリー。「ガブリエルのオーボエ」、振付けはデイビッド・ウィルソン。













 4大陸選手権2018ショート。アストル・リアソラの「リベルタンゴ」、振付けはブノワ・リショー。今見ると、とても新鮮で貴重な演技だった。難しいと言われ続けたが、頑張ったと思う。そろそろ、その路線にも再挑戦できるだろう。人間の幅がもっと広がっていることだから、これからいろんなものができるだろう!






 4大陸選手権2017フリーは見つからないので…、残念だが、直前の全日本選手権2016のフリーを。「シンデレラ」、振付けは佐藤有香。


 と思ったら4大陸のものも見つかった。途中で短い広告が出てくるがその後に、続きの演技がみられる。全日本も4大陸も見よう…。




 「ガブリエルのオーボエ」はわたしとしては伝説のプログラムだ。どこまでも純粋で、神々しい。「シンデレラ」もわたしとしては伝説のプログラムだ。今回のエキシビションでも滑っている。


 5連続ジャンプ、すごいすごい。




 次は、ものすごい集中力でとんでもないよい演技をして、演技後に崩れ落ちた姿もとんでもなく心を打った宇野昌磨の3年間も振り返りたい。

 調べたところ、宇野昌磨は5年連続で4大陸選手権に出場しており、5位、4位、3位、2位、1位と、みごとに着々と順位をあげていた。なんと、グランプリファイナルも4年連続で出場して、3位、3位、2位、2位。ということは来年再来年は1位、1位になるだろうか…。この2年間は1位と2位以外の順位はない…。まあ、そうだった…。


 


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# by tarukosatoko | 2019-02-13 23:23 | フィギュアスケート | Comments(0)


 4大陸選手権は毎年、とてもいい大会だと感じる。もしかしたら世界選手権よりもフィギュアスケートというものを味わうことができる大会かもしれない。今年もいい大会になっていると思う。

 女子シングルが終わった。

 紀平梨花はフリーで巻き返して優勝した。体ができているというのか、すべての動きがアスリートらしい統制がとれた確実な動きで、しかも美しい。トリプルアクセルも定着してきているようだ。

 坂本花織はショートが、うっとりするほどきれいだった。全日本選手権よりも滑りも表現もひとつ上の段階に上がったような強い印象を残した。赤紫のグラデーションの衣装のスカートのすそが、動きに連動してなびくのが、他のどの選手よりも美しいのは、スカートの絶妙な長さがあるのだろうし、滑りの美しさが衣装の動きを作り出しているところもあるように思う。フリーはジャンプで2つも大きなミスをしてしまったのはなぜなのだろうか。世界選手権で、今日の悔し涙を洗い流すような演技ができますように。

 そして、三原舞依の「ガブリエルのオーボエ」は、この世のものとは思えない、純粋で清浄で天国のような世界を作り出していた。勢いに少し欠けていたし、ジャンプも超絶にすばらしいというところまではいかなかったが、それでも、言葉をなくして、心がまっしろになって見惚れている間に、あっという間に終わってしまった。

 アメリカのマライア・ベルのショートプログラムは、とても好きなプログラムだ。アダム・リッポンの振付けで、マライア・ベルのはつらつとした部分をうまくひきだしているし、とても選手がすべりやすそうな振付けだ。喜びが体中からあふれ出してくる感じだ。アダム・リッポンのセンスの良さや人間力、スケートへの強い情熱も感じさせる振付けになっている。昨シーズンまでのロヒーン・ワードの振付けもよかったが、難しかったのかもしれない…。

 そして、一番感激したのは、エリザベート・ツルシンバエワが久しぶりに調子を取り戻して、いい出来の演技をして、2位に入ったことだ!エテリコーチのところに移籍してから、グランプリシリーズでは回転不足などで結果はでていなかったが、見違えるように、とても魅力的に滑っていた。ロシア的なプログラムでロシア的な滑り方だった。ツルシンバエワにはモダンなジャズなどよりも古典的な音楽があうのかもしれない。
 しかも、4回転サルコウをとんだ!転倒したが、回転は足りていて、4回転サルコウとして認定されたようだ。あの体型ならばとべそうだ。ずっと前からシニアで滑っている印象があるが、まだ18歳だ(2月14日が誕生日なのであと少しで19歳になる)。
 4大陸選手権でいい結果を出せたから、ツルシンバエワの押しの強いお母さんも喜んでおられることだろう!おめでとうございます!!また、世界選手権でもっと喜ぶお母さんの姿をキスアンドクライで見られるかもしれない。

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# by tarukosatoko | 2019-02-09 23:35 | フィギュアスケート | Comments(4)

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 いよいよ花粉が飛散しはじめた。職場などでインフルエンザを発症している人も続いている。そこで、少しでも助けになればと、この季節は毎年、アロマテラピーのお世話になっている。

 そこで見つけたのが、陶器のアロマディフューザーだ。昨日、ハルカス美術館のショップで見つけた。それぞれ名前がついていて、〝ごろね〟と〝ぼんやり〟と〝ひと休み〟の3種類があって、購入する人は、どの種類がほしいかを口頭で言って下さいということで、お店の人に、

「〝ごろね〟と〝ぼんやり〟を下さい」と言った。

 お店の人は、にっこり笑って、
「はい、〝ごろね〟と〝ぼんやり〟ですね」

 箱を出してきて、箱から人形を出して、
「はい、こちらが、確かに〝ごろね〟と〝ぼんやり〟でございます」と。

 売る人も楽しそうだし、わたしも楽しい気持ちになった。

 素焼きの人形に、人形と言うよりもストーンと言うべきものなのだが、これに、アロマオイルを5滴くらいたらして、部屋に置いておく。説明書きによると、広い部屋ではなく、玄関やトイレなどに置くのがふさわしいのだそうだ。

 〝ごろね〟は玄関に、〝ぼんやり〟は小さな部屋に置いてある。ユーカリやラベンダー、ティートリーなどのブレンドオイルを今は使っている。香りが広がっているかどうかは、不明だが、たまにふっと香る。

 他に、動物のバクとクマも持っていて、バクは台所に、クマは居間にある。

 帰宅した夫が、玄関の〝ごろね〟を見て言った。

「なんやねん、これは! 怖いやんか!! のっぺらぼうで…」

 のっぺらぼう、といえば、最近見た漫才を思い出す。漫才コンビ笑い飯のものだ。新しいネタかと思っていたが、前からしているものだったようだ。



 5:08からのっぺらぼうの話に…。昔はもっとハエが多くて、実は昔話にはもっとハエがたくさん出てきていたという話だ。……。こういう漫才を〝ごろね〟して〝ぼんやり〟と見て笑ってすごすと、免疫力が高まりそうだ。




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# by tarukosatoko | 2019-02-06 18:33 | 番外編 | Comments(0)