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ぺらぺらうかうか堂(フィギュアスケート&本&タイドラマ等&雑記)


本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。
by さとこ タルコフスカヤ
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デニス・テンの喜ぶ顏 2013年世界選手権

デニス・テンの喜ぶ顏 2013年世界選手権_e0337786_11133043.jpg

 今シーズン、男子シングルの上位を争うのは、羽生結弦、ハヴィエル・フェルナンデス、パトリック・チャン、そして、デニス・テンだと言われている。

 2013年世界選手権でデニス・テンは、カザフスタン初の世界選手権のメダルを獲得する。1位のパトリック・チャンとは1.3点差だったので、少しの違いで、金メダルがとれてもおかしくなかったのだが、デニス・テンは悔しがるのではなく、爆発的に喜んでいた。

フリー演技は、映画「アーティスト」の曲で。

1:22の4回転のあと、両手で小さくガッツポーズ
1:40では、きれいなトリプルアクセルの連続ジャンプ
2:06では、きれいなジャンプをした後に「僕はこんな感じです」というふうに、かすかに右手をゆらす。
4:45から、がらっと曲調が変わって、別人のように激しく動きだす。
5:25では、演技がうまくいったことを確信して、振り付けにはなかっただろうガッツポーズをする。
7:05、高い点数がでると仁王立ちして、喜びを爆発。見ている方も、つられて盛り上がる。



 喜ぶデニス・テン。人生でこんな瞬間を持つ人がどれだけいるのだろうか。見ているだけでも、うれしくなった。
デニス・テンの喜ぶ顏 2013年世界選手権_e0337786_10263958.jpg
 小さいことでもいい、自分もなんかでがんばろうと思った。
デニス・テンの喜ぶ顏 2013年世界選手権_e0337786_10262082.jpg
何かに打ち込むことは素晴らしいと思った。
デニス・テンの喜ぶ顏 2013年世界選手権_e0337786_10255309.jpg


 デニス・テンはカザフスタンのアルマトイで、1993年6月13日に生まれた。韓国系カザフスタン人。

 曽祖父が高麗人(独立国会共同体諸国の国籍である高麗人)で独立運動家だったということだ。曽祖父は、1907年に日本が大韓帝国の軍隊を強制的に解散しようとしたときに、300人の義兵を率いて抗日戦争を行った将校で、日本軍との激戦で戦功をたてたという。韓国では抗日運動の英雄の子孫と定義されていて、人気がある。韓国は第二の故郷というほど、韓国を愛しており、「わたしに流れる高麗人の血を誇りに思う」と話している。
 そういう高麗人がいることをデニス・テンを通じて知った。歴史に足跡を残した人の子孫だから、世界に対して、人が平和に生きるられるために、何かを伝えられるのではないかと思う。

 ヴァイオリンを習っていた母親の影響で7歳から5年間音楽学校に通って、2002年にはカザフスタン少年合唱団の一員として、世界合唱大会に出行して2位になったこともある。

 これまでのコーチは、エレーナ・ブイアノワ、タチアナ・タラソワ、フランク・キャロル・ラファエル・アルトゥニアンなどのすごいメンバーで、振付師はローリー・ニコル。

 昨シーズン以降は、デニス・テンのコスチュームを着たテッドのくまのぬいぐるみをファンがプレゼントすることが恒例になっているのだそうだ。また、カザフスタンではフィギュアスケート育成のために自身の賞金や収入を使って選手育成基金を設立し、スケーター育成活動をしている。

 今シーズンもがんばれ!




by tarukosatoko | 2015-09-06 11:36 | フィギュアスケート | Comments(2)
Commented by butanekoex at 2015-09-06 19:39
さとこさ~ん!
またまたマニアックな情報を楽しく読ませていただきました(>▽<)

私の個人的な感想なのですが、この「アーティスト」以前までのテン選手は、とてもきれいなスケーティングという印象のみで、いまひとつパッとしない印象でした。
数年その印象が続いていたのですが、それを払拭させてくれたのが「アーティスト」です。
さらに昨年の4大陸でのフリーではその上をいく魂の演技!
今年はどんなデニスを見ることが出来るのかとても楽しみなのです。

そして、さとこさんの次に取り上げる記事も、誰なんだろう~って楽しみなのです(^^)
Commented by tarukosatoko at 2015-09-08 08:42
> butanekoexさん、同感です!わたしも「アーティスト」を見て、えええーっと思って、バンクーバーなんかの演技を見返してみたら、同じくらいにきれいな演技をしていたんです。何が違うんだろうって、技術の向上もだけど、振り付けの良さもだけど、デニステンの中からあふれてくる自信とか闘志とかが強まったこともあるのかな。1年前くらいにアイスショーで見た時に、息を飲むような、群を抜いた滑りを披露して、友達のみーちゃんとうなずきあうようなことがありました。ホント、楽しみです!
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