氷上プロポーズ パン&トン・シュエ&ホンボー・井上玲奈&ボルドウィン 忠誠を誓う…
2016年 02月 25日

氷上プロポーズといえば、ペアの選手だ。
引退後も衰えない演技をするペアといえば、チン・パン&ジャン・トン(上の写真)がいる。二人は、実生活でも恋に落ち、ジャン・トンが氷上でプロポーズしたことは、ペアをよく知らない私でも知っている。
2011年6月、上海で開催されたアイスショーでのことだ。準備万端…、見ていて、なんだか、そわそわと恥ずかしくなるような、やり過ぎ感がある、でもうれしい、体育会系のプロポーズ。氷上に置かれたピアノの伴奏で「愛の夢」(作曲:フランツ・リスト)。
7:17 「愛の夢」の美しいエキシビションのあと、中国語がわからないが、「結婚して下さい」と言っているようだ。
恋人関係だと公言していた2人、演技終了後、ジャン・トンは数千人のファンの前で片膝をつき、バラの花束と、雪片がデザインされた指輪(真ん中の大きな石がチン・パンで、その石をひきたてるべく、周りをとり囲んでいる複数の小さな石がジャン・トンだというふうに、デザインされた指輪)をささげプロポーズした。
チン・パンはかわいい人で、もてるらしい。だから、このような力が入り過ぎたような、でもうれしい、プロポーズになったのだろう。
「バンクーバー大会の前は五輪で金メダルを取ることが僕の夢だった。でも今は永遠に君といることが僕の夢だ」とジャン・トンは言ったそうだ。共に13歳くらいから18年間ペアを組んできたチン・パンは涙を流し「バラの花を見るまではこんなことは思いもしなかった。一瞬、頭の中が真っ白になった、そのあと、大きな幸せを感じた。あなたはなんて素敵なプロポーズをしてくれたの」と言ったと当時の新聞は伝えている。

プロポーズよりも、二人の演技を見て、これまた驚いた。こんな美しい演技をするペアだったんだ。
動画は2007年の世界選手権。「タイスの瞑想曲」(作曲:ジュール・マスネ)。2回のスロージャンプの着氷が美しい、他の要素もみずみずしく、心が洗われるようだ。
このとき、シュエは結婚を申し込まれたことを認識しておらず、このプロポーズはからぶりに終わったそうだ。結局、会場からホテルに戻る途中で改めて求婚し、シュエも受け入れて、2ヵ月後に2人は結婚したそうだ。
バンクーバーオリンピックで金メダルをとったあと、2010年9月には氷上で結婚式を開き、プルシェンコやロシェット選手などが出席し、日本からは浅田真央選手も出席し、お祝いに炊飯器を送った。

2008年の全米選手権だ。
苦難の道を歩んできた人だ。
40代半ばの父を肺がんで失い、1995年の全日本選手権では高熱とフェンスに衝突したためにフリーのあとリンクで倒れ込んだまま動けなくなり、八木沼純子とコーチの無良隆志が氷上で助け起こした。スケートを一時やめていたが、渡米し、土産物店でアルバイトをし、自分で衣装を縫って大会に出場したという。自らも肺がんになるが通院のみで完治する。
このころ、落下して頭蓋骨骨折で意識不明、前歯をほとんどなくす怪我をして、後遺症のPTSDに悩まされ、さらに卵巣を破裂させて卵巣摘出し、辛い闘病生活があった。そんな中で競技生活を共にしたパートナーとの結婚だ。
2人は2010年1月に引退し、井上は2011年に女子を出産、39歳の今は第2子を妊娠中だ。42歳のボルドウィンは父親とともに自動車販売業をしている。
それにしてもなぜ、外国人はプロポーズするときに、ひざまずくのだろう。
発祥は中世イギリスの騎士道だという説がある。騎士が戦っているときに膝をつくことは、負けたときだ。騎士としては恥ずべき行動で、負けを認めるという意味らしい。だから、相手の女性に恥をみせてもいいくらい愛していて、負けを認めますという意味なのだということだ。また、一説には、騎士は功績を讃えられるときに、王様や女王様の前で片膝をついて忠誠心を示したそうだ。つまり、あなたの前にひざまずくことができて名誉であり、あなたに忠誠心を誓うということか。
日本では、負けることが恥なのは同じだが、その習慣はない。むしろ、あやまるときに、土下座することはあるかもしれない。
小塚選手も、ひざまずいた日の気持ちをずっと忘れずに、いつまでも、大島アナに忠誠を示し、楽しい家庭を、そして、いつまでも、あの美しい滑りを!
せっかく下さったコメントを承認するさいに、まちがってうっかり、削除ボタンを押してしまいました(;_;)
あれこれ調べて試してみても、復活できず…。
……でも、覚えているので、お返事を!
本当にこういうプロポーズはロマンチックですね~。氷上だと、映画を見ているみたいでー(*'▽')見ているだけでも、幸せな気持ちがわいてきます。ちょっと恥ずかしいですけれどね。
身も心も捧げるというのは、「どんなときもあなたのために働いたりします」っていうことなんでしょうかね。どんなに平穏な結婚であっても何かとたいへんなので、最初が素敵だとそれを乗り越える力が湧きやすいように思います。

