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ぺらぺらうかうか堂(フィギュアスケート&本&タイドラマ等&雑記)


本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。
by さとこ タルコフスカヤ
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羽生結弦の「白鳥の湖(ホワイトレジェンド)」2011年と2014年 こんな魂系のプログラムも見たい!

 羽生選手も、「白鳥の湖」を継続して滑ってきた。それは2010-2011のショートプログラム「ホワイトレジェンド」から始まった。コーチだった阿部奈々美さんの振付だ。その後2014年まで、エキシビションの一つとして、滑ってきた。ソチオリンピックのエキシビションも「ホワイトレジェンド」だった。今の羽生選手のような欧米系のプログラムではなくて、メイドインジャパンの魂系のプログラムだ。

 2011年、台北で行われた4大陸選手権のショートプログラム。シニアに初参戦したシーズンの4大陸選手権だ。このシーズンは全日本選手権で4位だったため、世界選手権への出場がかなわなかった。



0:41 少女漫画の主人公が好きになる男子そのもの
1:14 このころのトリプルアクセル
1:28 3回転ルッツ+3回転トーループ
1:40 ここからのスピンは白鳥のようだと、当時に思った
2:13 このポーズ、白鳥みたいだと、当時思った
2:16 3回転フリップ
2:21 ここからステップ
3:21 スピンも白鳥
5:32 阿部ななみコーチとアニメ主人公そのものの羽生選手
6:05 シーズンベスト76点
6:14 コーチと握手 この感じが懐かしい

 次は、2014年6月のトゥギャザー・オン・アイスのオープニング。ソチオリンピックで金メダルに輝いた羽生選手が故郷の仙台で開いたアイスショーで、羽生選手が幼いころから憧れてきたエフゲニー・プルシェンコや衣装のデザインも手掛けてきたジョニー・ウィアーほか、トマシュ・ベルネル、本田武史など男性ばかりが参加。ちなみに、田村岳斗は「座頭市」を滑った!



1:46 始まる
2:26 トリプルアクセル!
2:44 白鳥のスピン
4:03 シットツイズル!
4:20 白鳥のスピン

 衣装が真っ白ではないので、黒鳥のイメージだろうか。黒鳥というより、北海道のタンチョウヅルのようだった。色彩豊かな絵というよりは、水墨画のようなかっこよさが羽生選手にはあるようだ。

 2011年の羽生選手はこんなふうだったのかと、驚いた(全日本選手権の演技も印象深いのだが、動画を見つけられなかった)。アニメの中から出てきたような美少年というのか、小顔で笑顔に透明感があって、手足が長くてスタイルがいい。滑りは、まだたいへんに粗削りで、動きに子供っぽさが残っている。昨シーズン初めごろのボーヤン・ジン選手に似通ったところがある。後半にばててしまうのも、今となっては、なつかしい。

 動画を見つけられなかったのだが、ソチのエキシビションは開催地ロシアのチャイコフスキーの曲だったことから、「ホワイトレジェンド」にしたということだ。さらに東日本大震災後の最初のアイスショーで滑ったのが「ホワイトレジェンド」だったことから、「被災地が立ち上がる姿をイメージして演技をした」のだそうだ。

 そして、帰国後の仙台の「ホワイトレジェンド」は、2011年の羽生選手とは別の人になっている。アイスショーでリンクが狭いためなのか、ダイナミックに動くことができないようだが、スケーティング、ジャンプ、スピンなどすべてが磨かれて洗練されている。

 そして、2016年は、さらにうまさが増していた。増しているどころか、誰も届かなさそうなところまで達した。いったい、これからの羽生選手は、どんな方向に進むのだろう。一つには、4回転ループやクワドアクセルだろうか。

 「天と地のレクイエム」「Story」「花になれ」(振付は宮本賢二)、「花は咲く」「悲愴」「ロミオとジュリエット」(振付は阿部奈々美、もともとの競技用だったものも)など、エキシビションでは日本の振付師のプログラムも多い。シェイ・リーン・ボーン振付の「SEIMEI」は海外で進化した和食、というようなところがあった。日本らしさを輸出して発展したものを逆輸入したような感じがあった。
 好みの問題なのだが、とても勝手なことをいうなら、北米系ではない、違う熱さを持った魂系(アジア系)のプログラムを滑る羽生選手も見たいものだ。趣味の問題なのだが…。

 





by tarukosatoko | 2016-07-07 09:49 | フィギュアスケート | Comments(4)
Commented by mo8_a29 at 2016-07-07 19:19
こんばんは~
あまり 羽生くんについては考えたことないんですけれど
ちっちゃい時からとても気の強そうな「負けないよ!」っていつも言っていて ほんとに有言実行しちゃうすごい子だなぁ~~って印象で、技術は子供の時から一流。体も柔軟性があって
フィギュアスケートの為生まれてきたみたいな プルシェンコさんの日本版みたいな人。
しかし それでも阿部奈々美コーチの時の羽生くんはまた…演じるところに重きを置いていたんですね。白鳥の湖…雰囲気ありますね。
阿部奈々美コーチ かつてディズニーのアイスショーで世界を回られていたそうですね。そういう時に培わられた踊る要素も
伝えられたのでしょうか。

「花は咲く」とか好きです!日本的な趣でしょうか。
しかし 今は選手。 いつも一つ一つの技術の完成度はとても高いけれど綺麗だし…プログラムとしては…ちょっと淡白な感じがします。なんて偉そうに…^^;
やっぱり 踊る系が好きなんで。。。

今現在は 勝つ 競技としての演技のほうが重要なのでしょうか…
しかし本人は「表現が~問題…」なんてよく言ってますね。
野村萬斎さんに「プログラムを自分で解釈した方がいいよ。」なんて言われていましたね。陰陽師のときに。ただ振付の方にお任せするのではなく。フィギュアスケーターも自己プロデュスする時代?なんて町田くんの影響受けているはずだから。
tarukosatokoさんがいうように、北米系じゃない魂系を、熱望しますよ。
Commented by tarukosatoko at 2016-07-08 19:54
> mo8_a29さん
羽生選手の2011-2012年のフリー「ロミオとジュリエット」などは、思いっきり魂系(ステップの前に叫ぶプログラム)です。あれはスケートもですが、加点がつくんじゃないかというような、人の心をとらえる転倒とか…、人間としての羽生選手が感じられて、好きで何度も見ていましたよ。洗練されてはいませんが…。そうそう、「花は咲く」は心がこもっていて、いいですね( ^^)
カナダで技術はものすごいことになって、こうして動画を見て振り返ってみると、その成長ぶりはすごいですね。人気も。

最近、2013年の世界選手権を見ていましたが、キムヨナの演技ととても似てきたなあと感じます。その最強感とか、誰も文句が言えないようなぶっちぎりで勝ってしまうところとか、機械的といえるほどに完璧なことをこなしてしまうような感じが。プログラムの流れとか心構えのようなものは、コーチが同じなので、似てくるのかもしれません。でも、羽生選手は浮き沈みも大きいし、根っこの部分ではまるで違うようにも思いますが。それが見えるプログラムが見たいですね!そして、次のオリンピックまでは「勝つ」道を歩んで、念願のメダルを日本にもたらしてほしいと願います。

阿部コーチはそんなことをされていたのですね。2013年の国別対抗戦の日本チームの群舞の振付をしているのを見ましたよ。また、コーチの教え子さんが全日本に出てくるのが楽しみですね。
Commented by Disney 鴨 at 2016-08-27 23:08 x
こんばんは。
tarusatokoさんも、ご覧になられたと思いますが、今年の24時間テレビで、ゆづのアイスショーがあって、そこでのご演目が、「ホワイトレジェンド」でした。久しぶりに、滑るゆづを見ることができて、良かったです。このショーでは、まず、冒頭で、「星に願いを」のメロディーに合わせて、地元熊本のスケーターの群舞があって、ゆづのスケートがあった後、ゆづとくまモンの競演がありましたが、群舞も、良かったですし、くまモンも、かわいかったです。
Commented by tarukosatoko at 2016-08-30 23:43
このごろ、用事が多くて、外出していたので見られなかったのです‼
とても、よかったようだし、羽生選手がまた「ホワイトレジェンド」を、滑ってくれたのは、なんかじーんとするし、とてもうれしいものです。
くまモンが小さめで二人?!のとてもかわいい写真をみましたよ。「星に願いを」もよさそうで、また、じっくりと見たいと思います。

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