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4大陸選手権2017 ネイサン・チェンSP後の、男気のあるアルトゥニアンコーチの新ガッツポーズ・ペットボトル編


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 4大陸選手権2017、男子シングルで優勝したネイサン・チェンのショートはバレエ『海賊』(作曲:アドルフ・アダン)だった。振付はマリナ・ズエワ。
 子供のころからフィギュアスケートと並行してバレエをしてきたというだけあって、バレエダンサーそのもののような、決めポーズの決まりっぷりや、流れるような動き、高橋大輔が言う足さばきの美しさなど、見ていて、気持ちのいい演技だった。その中で、4回転ルッツと3回転トーループの連続ジャンプと、4回転フリップと、トリプルアクセルをきれいに着氷しているのだ!

 もう一つ、個人的な注目は、コーチであるラファエル・アルトゥニアンがどんなふうな喜び方をするかということだった。アルトゥニアンは、味のある欧米のおっさん映画の主人公にいそうな、ベテラン映画俳優のような渋い味のある人だ。これまでも、思いのこもった男気のある静かなガッツポーズを見せてくれたが、今回は、期待を裏切らないどころか、予想をはるかに上回る、昨年よりも長く、さらに、手に持ったペットボトルを振るガッツポーズ(これをガッツポーズと呼ぶのかどうか…)を見ることができた。




5:29から5:35が、ガッツポーズ(のようなもの)。最初の長い連続するガッツポーズのあと、終わりかけるも、5:34で再び力を入れてガッツポーズを終える…うーん、これは保存版だ…。
5:47 さばさばしたネイサン・チェンと、初々しいくらい緊張した面持ちのコーチ
6:22 ショート100点越えに、水を飲むネイサン・チェンの横で、じーんとするコーチ

 ネイサン・チェンのあっさりとした喜びの顔と、アルトゥニアンコーチの年季の入った深い喜びの対比が、二人のキスアンドクライのいい味になっているではないか!

 このコーチには、なんともいえない味がある!この、なんともいえないひっかかる感じ…と思っていたら、もともとはロシア人だった。

 ラファエル・アルトゥニアン(ロシア語では、Рафаэ́ль Влади́мирович Арутюня́н ラファエリ・ウラジミロヴィチ・アルチュニャン)は、ソビエト連邦のグルジア・トビリシで、1957年7月5日に生まれた59歳。選手時代には特別な成績を残していないが、競技引退後にアルメニア体育学校に進み、1985年までフィギュアスケート学校でジュニア選手を指導した。その後モスクワに招かれる。

 2000年にアメリカ・ロサンゼルスのトレーニングセンターのコーチになり、ジェフリー・バトル、浅田真央、浅田舞、サーシャ・コーエン、ミッシェル・クワン、セルゲイ・ボロノフ、キーラ・コルピなどを指導した。今指導しているのは、アダム・リッポン、アシュリー・ワグナー、ネイサン・チェン、ハンナ・ミラー、マライア・ベルなど。

 2006年から2008年に指導した浅田真央とは、途中で師弟関係を解消することになってしまった。そのいきさつについては、浅田真央の関係書籍にも書かれているが、数年前にアルトゥニアンが語った部分を読んだことがある。やんごとなき事情があり、お互いに、仕方がなかったようだ。

ウィンタースポーツ

 
Commented by dazaiosamuh at 2017-03-01 13:17
コーチの喜び方に興味が湧き着目するとは…。そんな細かいところまでフィギュアスケートを鑑賞しているのですね。フィギュアスケートが好きでもそこまで見ている人はなかなかいないと思います。
真央ちゃんの指導もしていたんですね、師弟関係を解消したいきさつが知りたいです。
Commented by tarukosatoko at 2017-03-03 17:49
> dazaiosamuhさん、ブログで動画を細かく見るようになってから、コーチにまで着目するようになりましたよ…。やっぱり、コーチはうれしいんだろうな、と、喜び方は人によって全然違いますしね。
真央ちゃんの指導をしていたけれど、アルトゥニアンコーチが突然やめてしまったような悪い印象を持っていました。でも、コーチが10年後くらいに語ったところによると…、正確にはとても書けないような、たいへん込み入ったこと( ゚Д゚)があったようです。そもそも、10年もたってから話すというところにも、複雑さを感じますね。

Commented by Disney 鴨 at 2017-03-06 09:16
おはようございます。
ペットボトルを持ってガッツポーズとは、アルトゥニアン先生は、なかなかユニークなお方ですね。ネイサン選手については、Tarukosatokoさんのコメント返しにあったように、線路ならぬ事件は続くよどこまでもと思っています。ちなみに、ネイサン選手が、月末からの世界選手権で表彰台に上がったとして、それ以降起こり得そうなネイサン事件を挙げさせて頂きます。

ジャンプ編
・プログラム4Loを導入
・FSで2回使うジャンプを4Tと4Lzにする
・3連続ジャンプを4T-1Lo-3Fにする

順位編
・GPS優勝
・GPSで2戦連続表彰台登頂及び2戦連続優勝
・GPF優勝
・五輪で優勝を含む表彰台登頂
・世界選手権優勝

今から思えば、昨年のフィンランディア杯のFSで、ネイサン選手が、転倒した4Tのリカバリーに再び4Tを飛んだことが、ネイサン選手にとって、これから始まる事件の物語だったような気がします。
Commented by tarukosatoko at 2017-03-07 11:16
> Disney 鴨さん
世界選手権が待ち遠しいことですね。
ネイサン事件はどこまでも続いてほしいと願います。
ネイサンは、表現力もだけど、ジャンプをもっと強化して、もっと4回転をふやすという話を読みました。
非常にお気楽で浮かれているようであれなんですが…、言いにくい感じもありますが、ネイサンには5種類の4回転ジャンプと4回転アクセルを制覇して、フォギュアスケートの歴史にその名を大きく刻んでほしいです。シニアにあがってからはケガもしない最強選手として。それに、あの美しい手足の動き!表現力では、スケートと手足の動きを連動させた芸術的なジェイソン・ブラウンの動きにはかないませんが、他の選手にはかなうというか…。

・3連続ジャンプを4T-1Lo-3Fにする
↑ふっふっふっふ。これはすごいです。最後のジャンプがフリップというのがまた。

そうそう、リカバリーがまた、感動しますね。男子は、リカバリーでも、アスリート魂を見せてくれましたよね。羽生選手のフリーのリカバリーはすごかったですね。防衛する側になった羽生選手はまだまだ新たな力を出してくるような気がしています。
Commented by yoripo at 2017-03-10 22:09
コーチに注目するようになったのは、ニースの世界選手権でカメレンゴの柵バンバンからでしょうか。
モロゾフの号泣やオーサーが両手を突き上げて飛び上がって喜ぶ姿など、コーチは試合に彩を添えますね。

ところでアルトゥニアンとアダム・リッポンもしくはアシュリー・ワグナーとのkiss & cry での組み合わせは、画が強すぎてキラキラ眩しいです!
マフィアのボスと姐さんって感じです。
でもネイサン・チェンに対してはギラギラ感はなく、子(もしくは孫?!)を見るような優しい眼差しで、かわいくてしょうがないでしょうね...。

世界選手権、楽しみですね。
Commented by tarukosatoko at 2017-03-10 23:51
> yoripoさん
そうです、試合中のコーチの表情を見るのも、たまらないものがあります。カメレンゴの柵バンバン、いいですね!あと、モロゾフが、男女関係なく、高橋大輔とかの選手の耳元でたくさんささやくところも、「うわあ…(*'▽')」と思いながら見ていましたね。

コーチを見るのも、フィギュア観戦の楽しみですね。気が付いたら、アルトゥニアンのところは魅力的な選手がいっぱい。確かに、リッポンとワグナーのときはギラギラしています…。この二人はなんというか、ぴかぴかですね。でも、マライア・ベルとのときは、ほんわかしていて、ネイサン・チェンとは男が二人…という感じ。
4大陸でネイサンが優勝した時のフリー後のキスクラのコーチの顔を見てください。ほんとうに感激してうれしそうです。映画を見ているみたいな感じです。映画俳優になってほしいです。
やっぱり、男気のあるコーチとしては、選手がルッツやフリップなんかの4回転をきめて優勝となったら、心底誇らしいことでしょう。

世界選手権でも、ネイサンが好調で、コーチが喜ぶ様子を楽しみにしていますよ。
by tarukosatoko | 2017-02-28 18:28 | フィギュアスケート | Comments(6)

本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。


by さとこ タルコフスカヤ