本読み虫さとこ・ぺらぺらうかうか堂(フィギュアスケート&映画も)

本をペラペラ読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートや映画、生活雑記もあり。

最近読んだ本 事故物件の話と、ロシアのチェーホフの戯曲 フランスのコレットの小説は堀口大学訳



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『大島てるの 絶対に借りてはいけない物件』

 事故物件とは、人が尋常でない状態で亡くなったり、悲惨な事件があった物件のこと。オカルト的なおどろおどろしい話かと思ったが、日当たり云々など、真面目に、不動産物件をさがすときの注意事項が網羅されていた。

 事故物件というと特別なものに思えるが、特に都会は事故物件だらけになっていると考えられる。
 それに、飛躍すれば、人の世は、合戦や内乱や圧政や戦争などでたくさんの土地でたくさんの人が無念の死をとげていることを思うに、地球そのものが事故物件になっているのかもしれない。しかし、人類は地球にしか住めないし、たとえどこかに住める天体があったとしても、引っ越しできない。だからこそ、地球を大事にしなくては…


『桜の園』

 ロシアの劇作家チェーホフの戯曲のなかでも代表作。力強い最後はチェーホフの特徴で、太宰治の『斜陽』の主人公とだぶる。しかし、内面や細部が描かれているのは太宰治作品だ。太宰治が『桜の園』を書き換えたなら、非常に読みごたえがでるだろう。
 ある意味、作品に出てくるお屋敷も事故物件というのだろうか。アンニュイなストーリーなので、おしゃれな事故物件というのか。
 


『かもめ・ワーニヤ伯父さん』

 学生時代に読んでいたのか、文章の細部まで覚えていたところがあって、なつかしかった。
 これもチェーホフの作品で、両作品は、登場人物の傾向や、話の運びも似ている。人々のこだわるポイントが自分とは違いすぎて、別世界の話だと感じる。そして、こちらのお屋敷も事故物件に近い。

 事故物件とは少し違うが、イギリスには「このお屋敷にはなんかある、気配を感じる、それとなく怖い……。おおおお、そうだったのか!」というお屋敷もの小説がある。『ジェーン・エア』とか、『秘密の花園』とか、『レベッカ』とか。あと…、思い出せないが。


『青い麦』

 フランスのコレットの小説。堀口大学の訳。こちらは事故物件とは関係ない。男女間の事故の話というのか。フランスのブルジョワジーの家族が海辺の避暑地でバカンスをすごす。その中の16歳男子と15歳女子と大人たちのお話。とてもみずみずしいお話で、自然描写も生き生きしている。
 しかし、自分がこの出来事に遭遇したら、やっかいだな…
 

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Commented by mo8_a29 at 2017-07-09 23:57
こんばんは~
なんだか 不動産の本を読まれたとか…
私は 父が亡くなって そういう土地だとか家屋だとかどうにかしなくてはならない立場になって 初めて法務局というところに行ってきました。
土地だの建物だのって 地番さえ解れば 誰でもその土地建物の因縁とか抵当だとかが解るんですね。登記事項証明書 なんていうものがあって 不動産屋さんとか司法書士の人には縁がある書類らしいんですが 一般の人も取り寄せてじっくり見られる。都会だと第四抵当まで入っている土地があるんだとか・・・そういうのを買ってしまうと抵当まで買ってしまうそうですね。たまには 世の中のことの そういうことも知ったほうが良いですね。無知だから 何かと慌てまくるけど 人に聞いたり 調べたりの毎日です。
Commented by tarukosatoko at 2017-07-11 09:24
> mo8_a29さん、法務局にいかれたのですね。地番さえわかれば、土地建物の因縁とか抵当がわかるということは知らなかったです。登記事項証明書、ものすごく、興味深いですね…。

わたしの父は10年くらい前に、早めに亡くなってしまい、その時に、母と法務局に行ったことを思い出しました。mo8さん、不動産関係の手続きをし始めたのが夏で、しんどかったです。暑さが精神にまで攻撃してくるような感じで。確か、司法書士をしている知人に教わりながら自分で書類を作って、法務局で書類の不備を教えてもらい、書き直して…。
それに、父は実家を出ていたので、父の家の宗派のお寺を回って、供養をお願いするお寺を決めてお願いに行って、仏壇を購入して、お墓は公営のものにエントリーして、当たったら、石材店に行って…、お墓に魂?を入れる法事の日を決めて、父の兄弟姉妹に知らせて…。

煩雑なことも多そうなんで、くれぐれも、お体に気を付けてくださいね!

抵当に入っている家を買うなんて、ごめんですね。世の中の事務的なことが苦手ですが、たまにはそういう本を読んだりすると、新鮮だし、知らないことが多いなあと思います。
Commented by dazaiosamuh at 2017-07-11 10:37
こんにちは!
『桜の園』!! 私は実はまだ読んでいません。太宰の『斜陽』は何度も読んでいるのに、いつか読もう読もうと思っていながら…。
私も今年中に必ず読もうと思います。
Commented by tarukosatoko at 2017-07-11 14:13
> dazaiosamuhさん
短いお話なので、さらっと読めます。
戯曲なので、舞台になって初めて完成するので、違うとは思いますが、
ここまで、太宰が好きな人がどう感じるのか…、また、お聞きしたいです。
by tarukosatoko | 2017-07-04 08:30 | | Comments(4)

by タルコフスカヤ・さとこ
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