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ぺらぺらうかうか堂(フィギュアスケート&本&タイドラマ等&雑記)


本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。
by さとこ タルコフスカヤ
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 平昌オリンピック男子シングル 4回転ルッツチーム砕け散る クリケットチームが席巻するも宇野昌磨は我が道を行く わたしは悔しさの活用場所を考える



 男子シングルのショートはリアルタイムで見たが、フリーは見ることが出来なかった。結果を知ったのは「羽生君と宇野君が金銀だった」とスマホを見ている人が口にした言葉を偶然聞いた時だった。

 よかった!

 羽生結弦、宇野昌磨がメダルを取ることは予想していたし、それが実現したのはうれしかった。問題はあと一人、もう一人のメダリストは誰なのか、だった。あまり親しくない人なのだが、聞いた。

「…で、3位は誰でしたか、誰でしたか、誰でしたかっ???!!!」

「ああ、スペインの人…、ええっと…」

「えええ… フェルナンデス!?」

「そう、その人だったよ」

「ええええええ~~~!
そんなあああああ」

と叫んでしまった。

「ネイサン・チェンとか、ボーヤン・ジンとか、ミハエル・コリャダではないんですか… 
悔しい…、
悔しすぎる…、
めっちゃ悔しい、
むっちゃ悔しい…
ううううう

「…ミハエルって誰?知らん…」


 その人はネイサンとボーヤンは知っているが、コリャダの存在については知らなかった…。

 4回転ルッツという世界最強のジャンプを最大の力としてたたかってきた選手たちは、総合力がすんごいクリケット・チームの前に、今回は力が足りなくて、準備も間に合わなくて、砕け散ってしまった。ネイサンは6本の4回転に挑戦し、5本で成功した。4回転ルッツの先駆者であるボーヤンは、キスクラで初めて悔し涙を流した。ヴィンセント・ゾウはものすごい闘志で、力の限りの4回転を跳び尽くした!アリエフは4回転ルッツ3回転トーループをネイサンやボーヤンのように成功させた。コリャダに至っては団体戦もあわせて4回挑戦して、全部着氷に失敗した。

 なんか、悔しい。できる力がある選手が、オリンピックで披露できなかったというのが、とても悔しい。思えば、バンクーバーでは浅田真央さんが金メダルを取れなかったのが悔しすぎた。ソチでも、浅田真央さんのショートのミスが悔しくて仕方なかった。そして平昌ではネイサンのショートが超悔しい…、宇野選手が転倒したのも悔しい、ボーヤンの悔しさを自分のもののように理解できる。1位でなかった人の悔しさがすごくわかる。

 見ているだけなのだが、ものすごく悔しく感じて、「次のオリンピックこそは!」と思う。この思いで、フィギュアスケートを見続けていることに気がついた。そして、見ている間に、他の選手の演技にも感銘を受け、結局、全部の選手が好きだ…みたいなことになった。思えば、浅田真央さんがどこかの五輪で金メダルを取っていたら、フィギュアスケートファンではなくなっていたかもしれない。


 ソチで金メダルだった羽生選手がここまですばらしい演技を本番でできたのは、ソチで転倒した悔しさがあったからだ。そして、今回も羽生選手はできる4回転ジャンプをとべなかったという悔しさを残している。そもそも一番になれば自分に甘い人間ならば、そこで満足してしまうものだろうと思うが、そうでないところが、羽生選手の「羽生選手」たるゆえんなのだろう。


 悔しさは力だ。わたしはこの悔しさを、動画鑑賞だけではなくて、実生活のどこかに活用できないかと考えている。

ウィンタースポーツ

つぶやき


 

by tarukosatoko | 2018-02-19 18:05 | フィギュアスケート | Comments(6)
Commented by mo8_a29 at 2018-02-20 08:26
tarukosatokoさんが負けず嫌いなんじゃないですか(^.^)

ところで ボーヤン ネイサン コリヤダ 
そしていい感じだった アリエフ とか メダル争いに絡めなかったのが物足りない。
転倒したりショートとそろえられなかったり 僅差で負けたり 何かクリケット組と比べて詰めが甘かったのか?しかしフェルナンデス 良い演技でした。グランプリシリーズ後半よりずっと良かった。(クワドロが2回転になる以外は)

他の有力選手は
うまく オリンピックに焦点を合わせられなかったのか??よく失敗してました。ええ???ってほど。
その点宇野昌磨だけは淡々と違っていたけれど。おもしろいくらい大物!
私は コリヤダ ネイサンの不調は悲しかったな・・・涙

 
Commented by tarukosatoko at 2018-02-20 10:02
> mo8_a29さん、そうなんです(^_^;)
もともとは負けず嫌いではなかったのですが、フィギュアスケートに関しては、明らかに負けず嫌いですね!(^^)!
コリヤダもネイサンも、できることをしての結果ならよかったのですが、できることができなかったというのは、悔しいものですね。
でも、スポーツってそういうもので、その厳しさが、悔しさを味わうところも、スポーツのいいところなんでしょうね。
だいたい、日常生活でここまで悔しいことって少ないですものね(^_^;)


そうそう、一言で言うなら、おっしゃるように「詰めが甘かった」のですね。
クリケット組は計算が綿密で、プログラム作りからメンタル部分のコントロールまで、トータルで作り上げられているんですね。
フェルナンデスも素晴らしかった。
メダリスト3人に文句はありません。
応援している選手が多すぎるのですね…
Commented by dazaiosamuh at 2018-02-20 19:08
こんにちは。職場で待機時間にテレビをつけたら、ちょうど羽生君がすべっているところを見ました。危なっかしいところがありましたが、堂々たる演技だったと思います。300点越え!すごいですね!宇野君も良かったが、転倒してしまったのを見た瞬間、メダルはダメかなと思ったけど、まさかの銀。お二人とも日本の誇りですね。
テレビを前に、職場のスタッフみんな大興奮でした!!仕事そっちのけで!(笑)
Commented by tarukosatoko at 2018-02-20 23:15
> dazaiosamuhさん
そうでしょう!
仕事中にもかかわらず、あちこちで試合の話題をしていました。
羽生君の「SEIMEI」というプログラムは、
逆輸入した和の世界!みたいな感じで、
もう、日本人としても誇らしいような最強のプログラムでしたね。
宇野君のお爺様は高名な日本画家だそうです。
その血をひいているのかいないのか、時々、年に一度か二度、ものすごく凄みのある演技をしますよ。

しかし、わたしは他の選手も応援してたので、いろいろ心残りがありますよ。
太宰治さんのような語り方がぴったりするような、そういう屈折した感想を五輪ではいつも持ちます。
Commented by Disney 鴨 at 2018-02-20 23:26 x
こんばんは。
さとこさんが、ゆづの五輪2連覇と宇野ぴょんの銀メダルという、先にメダルを取った女子でもなし得なかった、快挙をリアルタイムで見られなかったのは、残念でしたが、出先で、スケートの話ができたのは、良かったです。
今回、玉砕した4Lzチーム員の1人である、ネイサン選手が、SPでは、ジャンプ全滅で17位という、ネイサン選手らしくないという意味での、FSでは、五輪史上初の4種類5回の4回転を成功させて、1位で、総合順位を5位に上げるという、本来の意味でのネイサン事件を起こしてくれましたが、北京五輪では、今回、成功者が出なかった、4Loを加えた、五輪史上初のFSで、5種類の4回転成功というネイサン事件を起こすことを期待しています。また、4Lz全滅だった、コリャダ選手には、北京五輪では、4Lzのリベンジをして欲しいですが、ロシアは、有力選手に事欠いていないだけに、代表権が取れる保証がないのが、スケート強豪国の恐ろしいところですね。正に、おそロシアです。
Commented by tarukosatoko at 2018-02-21 15:28
> Disney 鴨さん
ゆづさんの演技を見直していましたが、ハイドロブレードのところが一番好きで、氷の魔物(氷の妖精???)かなにかを呼び出しているような、陰陽師の感じがツボです。オーサーコーチによると、羽生選手は昨年にすでにハーネスを使っての4回転アクセルを試しているそうで、ハーネスに力を入れることなく着氷できたときもあるとのこと。でも、「怪我をしやすいのがマイナス、でも羽生結弦だから…(挑戦するだろう)」ということでした。ループといわず、アクセルも…。
宇野ぴょんは世界選手権に向けて練習を再開だそうですね。
ネイサンはまさかの17位という驚きの事件がありました。それでプレッシャーがなくなったということで、フリーは3種類の4回転をじゃんじゃん跳びましたね。それにしても、4回転5種類を一つのプログラムでとぶことは、やはりそう簡単にはいかないことなのですね。
コリヤダがルッツをきれいにできたのは、昨年の中国杯だけでした。彼の滑りが好きなので、なんとか、生き延びてほしいものです。なんなら、アイスダンスに…と、最近、アイスダンスファンになったわたしは、ミスマッチなことを思っています。
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