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ボレロに心酔(7)ロシア人指揮者ヴァレリー・ゲルギエフ 爪楊枝のような指揮棒で、整然と順番に演奏されていく心地よいボレロ


 「ボレロ」の動画を見ていたら、ロシア人指揮者がロンドンで指揮をした「ボレロ」があった。ヴァレリー・ゲルギエフ指揮の「ボレロ」。最初のほうで指揮棒を見て「?!」となるが、ふざけているわけではない。笑う場面ではない。指揮者やオーケストラの人たちの表情をカメラが細やかに捉えていて、まるで、映画を見ているようだ。



0:13 始める前の瞑想のような時間
0:22 始める準備
0:27 指揮者が目をあけると小太鼓がリズムを刻み始める
0:32 爪楊枝か?
0:40 フルート
1:30 クラリネット
2:20 ファゴット
3:10 小クラリネット(パトリック・チャンのような人が吹いている)
4:01 オーボエダモーレ
4:50 フルート トランペット(弱音で)
5:40 テナーサックス
6:29 ソプラノサックス
7:19 ピッコロ ホルン チェレスタ
8:29 オーボエ オーボエダモーレ コーラングレ クラリネット???
8:59 トロンボーン
9:49 ここから複数の楽器で盛り上がる ヴァイオリンもリズムを刻んでいるようだ
10:37 オーケストラ!
13:52 もっと盛り上がる
15:28 いよいよさらに、山場へ
16:02 終わった後の一瞬の静止と静寂 かっこいい……

 楽器の順番は決まっていて、このボレロも整然と決められたとおりの順番通りに、楽器がソロで演奏する。メンバーのそれぞれが重責を担っている。誰もが緊張して集中している。指揮者は一瞬一瞬の音を味わっている。

 大勢の人が一体となって作り上げる完璧な序破急!すばらしい。特にテナーサックスとトロンボーンの揺らぐ感じが、やっぱりツボだ。でも、最初のドラムとフルートが始まるところも、ツボだ。終わった直後の静寂もツボだ。もちろん、どんどん盛り上がる曲全体が、ツボだ…。

 ヴァレリー・ゲルギエフは1953年5月2日生まれの(明日が誕生日だ)64歳で、ロシア・モスクワでオセット人の両親のもとに生まれる。(オセット人とは、カフカス山岳地帯に住むイラン系民族)。レニングラード音楽院で学びカラヤン指揮者コンクールで2位。卒業後、キーロフ劇場(今のマリインスキー劇場)の指揮者になる。国際的な指揮者として活躍し、日本にも多々来日しているようだ。コンサートなどを通じて世界平和を訴えることも。

 細やかな指揮をするため、指揮棒を持たないことも多く、時に爪楊枝のような極小の指揮棒をもって指揮をすることが特徴なのだそうだ。

つぶやき




Commented by mo8_a29 at 2018-05-02 18:16
指揮棒は、別に無くても良いらしいですが この指揮者は爪楊枝のような指揮棒で繊細に指揮をしたいのでしょうか。
大音量になったときちょっと大変そうですが・・・芸術家のこだわりでしょうか。オーケストラはしっかり素晴しい演奏でしたね。指揮が取れているのでしょうね。
Commented by tarukosatoko at 2018-05-02 20:20
> mo8_a29さん、山下洋輔さんのボレロも間違いなく、最高に素敵でした。そして、このボレロ、真面目でとてもいい演奏だなと感じました。ボレロは人柄が出るっていうのか、誰がしても味わいがありますね。
顔つきから見ても、とても繊細なこだわりがある指揮者のようですね。しかし、一瞬、「爪楊枝?」と、あっけにとられました。最後の大団円のときも爪楊枝っていうのは、指揮者自身も物足りないのではと思ってしまいますよ。何も持たずに指揮をされるときもあるそうです。おもしろいですね。
by tarukosatoko | 2018-05-01 22:44 | 音楽 | Comments(2)

本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。


by さとこ タルコフスカヤ