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美容院放浪1年 「誰だかわからなかった」


 15年くらい自宅近くの美容院に通っていたのだが、移転により、美容院が遠くなってしまった。美容院の位置に利便性を求めるため、近所の違う美容院をさがすことになった。一年近くで、行ったことがなかった3軒の美容院に行った。

 通っていた美容院は、上品でマダムな落ち着いた感じの美容院だった。ここ何年か、自分が年をとってきたせいなのか、カットやパーマのあいまに、地肌を守る液体とか、栄養を行き渡らせるトリートメントとか、炭酸のなんとかとか、肌が10歳若返るエステとか、体内の循環を整えるなんとかなどをすすめられるようになった。

 好奇心から一度は試してみたが、それらの効果は一時的なものなので、根本的によくなるわけではなかった。
 また、自ら望んでカラーもしていたのだが、野外でとった写真を見て、自分の髪の毛の色がたいへんライトな茶色になっていることを実感した。ここまで髪の色を変える必要はないだろう、わたしは、と思った。
 それに、3年くらいはカラーをしていたので、髪の毛が弱ってきた気がしていたが、美容師さんに聞くと、それをトリートメントで補うことになり、そのトリートメントは10日もすると効果を失った。どうも、よくない流れを感じていた。

 また、この美容院は人気があったのか、いついっても美容師さんの人数ではさばききれない数の来店者がいて、予約をしているにもかかわらず、待ち時間が多くて時間的にも不満が出てきていた。
 でも、美容師さんやお店の人たちと長いつきあいになっていたし、信頼もあったし、安心感も大きかった。


 でも、移転になると聞いた時、これは思い切ってやめるときなのだろうと判断した。迷いに迷ったのだが。



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 最初はホットペッパービューティーで見つけた近所の美容室に行った。ホットペッパービューティーは新規でネット予約すると2割引などになる。終わったら何日か以内にコメントを書くのだが、評価をして感想を書くと、担当して下さった美容師さんが返事も書き込んで下さる。そして、3ヶ月以内に来店したらまた割引があるという仕組みだ。来店への感謝の葉書とか、今の具合を聞いて下さる葉書とか、手書きの葉書もきっちりと下さる。
 ここは、体育会系の男性美容師さんたちが開店前に円陣を組んで「さあ!」とか言って一日を始めるようなやる気があるお店だった。近所の人もたくさん来ているが、他に、中国、韓国、ブラジル、アフリカなどの来日中の外国人や、最先端の髪型を求める(カットが独特で、色を青にしたりする)若い男性もきているようだった。

 ここではストレートパーマをお願いした。地肌が強くはないので、根元を保護するために(前の美容室では特別な水分を地肌につけていたが)クリームのようなものをつけてくれた。そして、(前の美容室では液を塗布した後にヘアアイロンで伸ばしていたのだが)ここではプラスチックの板に髪の毛をはりつけていた。そして(前の美容院では髪の毛に害が少ないパーマ液だったため放置時間が長く、その後トリートメントなどいろいろ追加もあったために5時間から7時間近くかかっていたが)、すべてあわせて3時間半で終わった。これはうれしかった!
 髪型も今までしたことがない、前のほうが後ろよりも長いボブにしてもらった。ちょっと中国のペアのウェンジン・スイ的な髪型で、新鮮だった。それまでは、濱田コーチの髪型をばさばさにしたようなボブだった。

 いろんな面で、自分が一つの美容院だけがいいとこだわっている10年以上の間に、美容院の技術も変わっていた。

 

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 こんなに密に葉書が来たりするのは、ちょっとしんどいな…と感じて、次は数ヶ月後、今度は毎日通る道にある非常に小さな美容院に、評判も何もしらないまま、行ってみた。美容師さんは小学生のお子さんが何人かいるお母さんでもある人で、店には子供の図画工作の作品などが飾ってある。誰かの手作り作品なども販売している、ゆるい雰囲気が漂う、地域密着型という感じの美容院だ。店のお客さんはごくごく普段着の人が多い。
 「一人でしているので」ということで、予約をとってその時間に行った。夫婦ともに美容師で、八年前に独立したのだが、経営が簡単ではないため、ご主人は今は会社にも勤めていて、休日に男性のお客さんを担当しているのだそうだ。そのご夫婦も体育会系で、二人とも実業団まで入っていたが怪我で続けられなかったそうだ。女の人のほうは、実業団にいるときから、チームメイトの髪型をつくる係にもなっていたのだそうだ。
 このお店はホットペッパービューティーには登録していなくて、もっぱら口コミで顧客を確保しているそうだ。自分が誰の紹介でもないと言うと、美容師さんに驚かれた。
 ホットペッパービューティーだと、割引目当ての一見さんばかりで、顧客が得られないのだそうだ。そして、わたしが住んでいる地域だけでなく、今は美容院が過剰にあるため、どの美容院も生き残るための努力がすごいのだそうだ。

 髪型はさらに新しくなった!前髪を長くして横に流していたのを短くして、しかも、頭頂付近の前半分の毛も前に流して前髪にして(前髪を作って)、前髪を増やした。全体に段を入れて軽くして、ワックスをつけて髪の毛を遊ばせて、ふんわり感が出た。
 これも今までにしたことがない髪型だったのでうれしくて、わくわくした。髪を洗うとただのショートカットになったので、家族には「切りすぎやな」「知らんところによう行ったな」「失敗したな!」とばっさりと言われた。でも、髪を乾かしてヘアアイロンでちょっと巻くといい感じになり、家族にも同僚にも「いいね」と言われてうれしかった。

 美容師さんが大胆だし、あっさりしているし、また行きたくなる美容院だった。途中で小学生の子供が友達をつれて、わらわらと帰ってくるという昭和な感じが、またいいではないか。
 職場では、後ろから来た人にまじまじと顔を見られて「誰だかわからなかった」と複数の人に言われた。


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 そしてまた半年近くが過ぎてしまい、またストレートパーマをかけることにした。2番目の美容院はストレートパーマをしていなかったので、同僚の紹介してくれた美容師さんにお世話になった。同僚の行きつけの美容院をやめてフリーの状態になっている人が、わたしの近所の美容院をかりて仕事をしているそうだった。ストレートパーマの腕がいいという人だった。

 今度のストレートは、まずは髪の毛に栄養をたくさん含ませたあとで、パーマの液体を塗布してあたためて浸透させ、その後は挟む形のブラシでのばすというストレートだった。髪の毛の具合によって、下、真ん中、上と部分ごとに塗布の時間をかえる方法だった。ストレートにもいろいろあるのだ。
 さらに1ヶ月後から1週間に一度、トリートメントをするとつやが蘇るということでお弁当用で使うドレッシングや醤油を入れるプラスチックびんに入ったトリートメントを4回分もらった。もしもトリートメントが気に入ったらアマゾンで自分で買ってもらったらいいから知らせて下さいということだった。

 この美容師さんによると、美容師は仕事がなくなることはないものの、休日が少ないうえに収入も思いのほか少ないのだそうだ。そんな理不尽さや家族の介護などもしたいため、美容院勤務をやめてフリーで仕事をすることになったそうだ。

 かつての顧客とその紹介だけで仕事をしている状態だそうで、予約があれば出向くという方法なので、美容師さんにとっては効率が悪いのではとも思うが、たくさんのお客さんをさばくために待たされることがなく、待ち時間がないのがありがたかった。

 髪の毛は前髪はそのままぶんわりとして、後ろの下の方をぐっとへらして、段をふやしてもらった。人生初めてのショートだが、横の髪が後ろと同じなので、そこまで短さは感じない。家族は、あきれたように「短すぎへんか、特に後ろ…、羽生結弦みたいやで」と言った。髪の毛が男子みたいだといいたいのだろう。羽生結弦に似ているとほめているわけではもちろんない!頭の後ろ部分の長さだけが羽生結弦…、その極端な例え!

 職場では、背後に強い視線を感じて振りかえると、違う部署の同僚たちが見ていて、「なんだ、さとこさんか!誰だろうと思った…」と言われた。

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 美容室放浪を続けるか、一カ所に行き続けるか…。わかったことは、時々、全く違う美容師さんに髪型を作ってもらうことはとても楽しいということだ。失敗しなかったから言えることなのだが。
 カラーはケミカルなものをやめて、ヘアマニキュアもやめて、自宅でヘナを使っていたら、目に見えて髪の毛が元気を取り戻した。ただヘナは色がきれいにはならない。一長一短がある。

 電車に乗れば、フィギュアスケートの三原舞依選手のお兄さんがしている美容院があることを知ったのだが、そこまで行くのは躊躇する…

日々の出来事


Commented by yoripo at 2019-05-18 21:17
さとこさん‼!
私も美容師難民なんです!
合う方が見つかっても辞めてしまったり、私自身が引っ越しして遠くなったりで、今も困っているところです。

まあまあの美容師さんでも、美容室で読む雑誌にこだわりがありまして(笑)、女性週刊誌を読みたいんですよね(^▽^;)
買って読むほどではないけれど、こういう機会じゃなけでば堂々と読めないので。
高級おしゃれ雑誌(婦人画報や25ansとか?)や写真だけ、または文字だけの雑誌は読む気がしなくて...。

昔ですがで高橋大輔が通っている美容室(美容師さん)がTVに出ていて、高橋大輔が髪型のこだわりを話していましたが、美容院に行ってフィギュア選手が隣に座っていたらビックリじゃないですか!!
頑張って三原舞依ちゃんのお兄さんのお店に挑戦してみてください!




Commented by tarukosatoko at 2019-05-19 20:08
> yoripoさん
同じく!
わたしも美容院では女性週刊誌をすみからすみまで読むんですよ。女性週刊誌って、驚くようなことも書いてあるし、役に立つことも書いてあるし、漫画まであるし、とても面白いです。あと、週刊誌の記事から、美容師さんにいろいろなことをお聞きしましたよ。カツラは一目でわかる…とか。

高橋大輔が行っているという美容室は神戸・元町にあったかなと思います。友人が近くで働いていて、聞いたことがありました。店を見たこともありました。

だから、高橋大輔の美容院、三原舞依さんのお兄様の美容院には距離的には行けますね…。「高橋大輔のようなグラデーションのカラーをお願いします」とか、「高橋大輔さんのような前髪を作ってもらえますか」とか、「高橋大輔さんのようなパーマがしたいんです」とか…。あるいは、「三原舞依さんのファンなんです~」とか!

未確認ですが、三原舞依さんはご実家も美容院かもしれません。また調べてみます。けど、行くのはなあ………。
by tarukosatoko | 2019-05-10 17:27 | 番外編 | Comments(2)

本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。


by さとこ タルコフスカヤ