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ぺらぺらうかうか堂(フィギュアスケート&本&タイドラマ等&雑記)


本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。
by さとこ タルコフスカヤ
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またしても猛暑 室外40度、室内27度 & ニンジンに対する自己欺瞞に気がつく

 
またしても猛暑 室外40度、室内27度 & ニンジンに対する自己欺瞞に気がつく_e0337786_20504367.jpg
 人と会ったときの挨拶は「暑すぎる…」だ。汗もだらだらでる。エアコンのきいた涼しい屋内や電車と、外の温度差が大きすぎる。こんな極端な温度を行き来して、電気に頼り切った生活をしていて…。
 室外温が40 度なのは、エアコン室外機のそばだからとは思うが。




 変わり者の知人と話していたら、その人が急に「ニンジンが嫌いだ」と、真面目な辛気くさい顔つきで話し始めた。一番いやなのは、ニンジンのにおいと味なのだそうだ。ニンジンが嫌いすぎて、ニンジンと同じ色をしている柿も食べたくないという。

「柿はおいしいよ!食べてみ!」といっても、
知人は「絶対に無理」と主張する。

「柿を食べないのは、残念すぎる、あんなにおいしいものを食べないなんて」とわたしは強く主張したが、
「ニンジンの味がしたらという恐怖で食べられない」と言う。

「カボチャは?」と聞くと「カボチャは大好き」だそうだ。
「ニンジンと同じ色やん」と言うと、
「見るだけで食感が違うことがわかる」と当たり前のように言う。

「でも、カレーに入っているニンジンだけは肉と一緒に食べたら味がごまかされて食べられる」と知人は当たり前のことのようにいう。

 暑いときになんでやねんと思いながら、知人が長々と話すニンジンの話、そして、カレーのニンジンの話をしているうちに、わたしは急に、長年の自己欺瞞に気がついて、「はっ」とした。ちょっと驚きもあった。

「今気がついたよ…、わたしも、ニンジンのことが本当はずっと嫌いだったよ。でも、体にいいからと好きなふりをしてきた。特にカレーにニンジンが入っていないとうれしかったもん。わたしはカレーに入っているニンジンはおいしいと思たことがない、一度も」と告白した。ちいさいことだが、気がつかないところで、自分は自分をあざむいてきたのだな。小さいことだが。

 ジューサーでニンジンジュースを作って飲むけれど、本当はトマトで作ったジュースのほうが好きだ。唯一、生のニンジンを千切りしたサラダはニンジンが気持ちよく食べられる食べ方だ。

 知人はさらに、話を発展させた。
「でもね、ピーマンは許せるねん」
「えっ?」
「ピーマンにははっきりとわかる味があるから、何かの間にピーマンを食べると、口の中が全部ピーマンの味になって、いったん口の中がリセットされるやろ」
「……、ああ、ピーマンはちゃんと自分のはっきりした味を持っているもんね、主張があるんやね…」
「ニンジンは何が言いたいねんっていう、はっきりせえへん味してるよね」
「ホントにそうやね、ニンジンはあいまいやねん!中途半端やねん、ニンジン、あかんわ」
「ねー!」

 という子供のような話をして、暑さを忘れることができた。

日々の出来事


by tarukosatoko | 2019-08-02 21:20 | 番外編 | Comments(2)
Commented by yoripo at 2019-08-04 22:23 x
satoko san
暑中お見舞い申し上げます

暑い夏こそフィギュアスケート観戦(鑑賞)よくないですか?アイスショーの記事読んで思いました。
製氷とか空調とか冬よりお金かかってしまうのでしょうか...。

本当はテニスのツアー大会のように、一年中どこかで小さいものから大きいものまで世界各地で大会があって、四大大会があって、世界選手権とかがあれば、もう少したくさん見ることができると思うのですが...(TVがやってくれればですが)

人参は...、私も野菜スティクを作る時しか買いません。
煮物とかサラダとかも絶対それがないとダメっていう食材でもないし、ピーマンだったら肉詰めとかメインのおかずかできるけど、人参って単品でおかずって難しいですよね...。
(だから買わない。生でポリポリ食べるのが一番です!)

時節柄、どうぞご自愛ください。
yoripo

Commented by tarukosatoko at 2019-08-06 22:11
> yoripoさん、ありがとうございます!
暑中お見舞い申し上げます、本当に、「暑中」ですね…
夏のフィギュアスケート観戦は涼しくて、別世界で、最高ですね。
たぶん、自然には反したことなんですが、とても贅沢なものだと思います。
一年中、大きなものから小さなものまで…世界の大会があれば、たくさんの選手の出場機会も増えるし、フィギュアスケート人口も増えるかもしれません。
それに、引退した選手でもばんばん出場できるアダルト選手権みたいなものがもっとあるといいなとも思っています。

ただ、生のフィギュアスケート選手を見ると、この人たちは本当にたくさんのお金をかけてここまで来たのだなとも感じました。やはり、フィギュアスケートは、野球やサッカーやバレーボールのようには比較的身近なものとして競技することができないのだろうとも思います。

まあああああ!(^^)!
そうなんですか。人参は使えないと切り捨て、ピーマンは使えると主張する人が、
ここにも!(^^)!
ピーマン(←擬人化)は得意になって喜んでいることでしょう。
わたしは義務的に定期的に人参を使っていましたが、これからはもういいかと思います。
生でポリポリは楽だし、人参は生がいいみたいなんで、それがいいかと。
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