例年なら一番盛り上がっているはずの欧州選手権だったが、今年は徹底的に盛り下がっていた。なぜだろうかと考えるに、一番の理由は、ミハエル・コリャダやアリーナ・ザギトワや、昨年も出なかったがエフゲニア・メドヴェジェワが出場していなかったからだ。そこまでコリャダやザギトワが好きだとは、自分でも知らなかったが…。輝いていた人たちが、引退の年齢を迎えるまで、だいたい、25歳から28歳くらいまでは、試合で輝くところを見たいのだ。
コストルナヤはグランプリシリーズほどではなかったかもしれないが、ヨーロッパ女王にふさわしい演技だった。ミラクルだ。美しいし、高度だ。はにかむ様子がかわいいアレクサンドラ・トルソワ、ノーブルなアンナ・シェルバコワも素晴らしいとしかいいようがない。
ところが、手放しでは喜べなかった。来年も今のレベルを保てるかとか、万が一できなくなったら、10代にして重く苦悩する選手たちを見ることになるのだろうかとか、暗い予感が頭をよぎってしまうのだ。リプニツカヤ、メドベジェワ、そしてザギトワ。ロシアの新時代を作り出した選手たちは、もっと長く、レベルをゆっくりとあげながら、現役で活躍してほしいと願わずにはいられない。
トゥクタミシェワは健闘したが、ソツコワやサモドロワやコンスタンチノワはこのままでいいのか?とも思う。これは日本でもあることなのだが、トップが強すぎるのと、これから出てくるジュニアも強すぎるのだ。しかも、その最強の状態はわずか数年しかない、期間限定だ。選手の立場で考えて、ロシアに希望があるとしたら、トゥクタミシェワの存在だろう。
それを思うと、ラファエル・アルトゥニアンコーチの門下生をはじめとして、アメリカの選手はは着々と成長しているように見える。全米選手権は、すがすがしいものだった。グレイシー・ゴールドの試合出場も素晴らしいし、マライア・ベル、ブレイディ・テネルが頭角を現してきたのは喜ばしいことだ。ロシアのレベルには及ばないが、個人個人の選手のことを考えたら、アメリカのほうがいい。フィギュアスケートの国における位置づけの違いが大きいのだろうか。
できることなら、急にばああああんと高い場所に到達して急な落下をするのではなく、ゆるやかでも右肩上がりに成長していく選手たちであってほしいと願ってしまう。
アリッサ・リュウはどうだろうか。年長の先輩たちが、アリッサ・リュウの存在を喜び、あたたかく接している表彰台の様子はとてもよかった。アリッサ・リュウはたとえ今後調子を落としたとしても、力をためてよみがえってきた先輩たちの系譜がある。アリッサ・リュウには希望があるように思う。
浅田真央サンクスツアーに加えて、高橋大輔のアイスエクスプロージョンをテレビで見たのだが、見た後に今まで感じたことがない満足感があった。他のフィギュアスケートを今後見られなくても、この二つのアイスショーのDVDを繰り返し見るだけでもいいと思うくらいだ。無人島に何か一つだけ娯楽を持って行っていいとなったら、わたしは浅田真央と高橋大輔のDVDを持参する。町田樹のDVDもあったらうれしい…。発電機とDVDを映す機械とDVD数枚で「一つだけ」ではないが…。
とはいえ、男子シングルの試合は単純におもしろかった。ドミトリー・アリエフがロシア選手権だけでなく、欧州選手権までも制覇した!サウンドオブサイレンスで!
フランスのケヴィン・エイモズはまさかの予選落ちだった。コーチのトラブルが影響したのだろうか、していなければいいのだが。
とはいえ、やっぱり、世界選手権が待ち遠しい。その前に4大陸選手権も。
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