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「なんでもないようなことが、幸せだったと思う」なんでもないが幸せだった夜は戻るのか、戻らないのか


 朝起きて、どきどきしながら浅田真央サンクスツアーのページをあける。11月21日からの兵庫公演が中止になっていないので、かすかにほっとする。コロナウイルスの感染者がぐいぐい増えて数は第一波をこえている。兵庫公演は今よりも感染状況がましな春頃には延期になった。数日前にチケットが家に届いて、かつてない理想的な席にあたっていたので、夢かと思ったが、夢で終わるのではと危惧している。感染者が増えないために、気温が上がり雨が降って湿度があがることを願っている。

 1週間前は今日ほど報道にも危機感が薄かったのだが、職場で、コロナに配慮しながら焼き肉を食べに行けたらいいねという話になった。話を聞いたとたんに、同僚たちの顔がぱっと明るくなった。「このあたり予定空けて置いてね」といわれて、「予定がないからいつでも」と答えていたのだが、次の日に、全員一致で中止が決定した。焼き肉を食べながらコロナに配慮することは無理だ。家に高齢者がいるからとか、風邪を引きやすいからとか、自分たちの部署がクラスターになったらいけないから(他の部署の人たちは誰も集まって飲食していないことがわかったから)という理由で。
 コロナ禍で、なくなってうれしい会食もかなりあるのだと思う。でも同僚との会食は「なんでもないようなことが、幸せだったと思ーうー、何でもない夜のこと、二度とは戻れないよーるー」という歌がぴったりの楽しいものだった。最後に行ったのは、今年1月、居酒屋の魚介コースを食べながら、おのおのが自虐話、暴露話を披露して、大いに盛り上がった…

 職場の仲間と飲み会…、楽しかったねえええええ、なんでもないことだけど、幸せなことだったんだねえええええ…と、かつて、幸せだった事に気がついた。

 テレビの会見によると、会食のときには、マスクを終始着用し、飲食時は、マスクの片方の耳紐をとって食べ物を口に入れ、すぐさまマスクを元に戻す、ということが提案されていた。それはできる。慣れたらどうということはないのだろう。平気だ。でも、無防備に食べて大笑いしていた過去があるだけに…、気が滅入る。

 しかたがないので、各自が家で寂しく焼き肉をして食べるか…と話が終わろうとしたら、「じゃあ、わたしがおいしい肉を各家庭に配ろうか」と、いつもおごってくれたり珍しい食べ物をくれる最年長の上司が言ったので、大笑いして、あっと気がついてソーシャルディスタンスをとった。



by tarukosatoko | 2020-11-13 08:59 | 番外編 | Comments(0)

本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。


by さとこ タルコフスカヤ