2019年、ミハエル・コリャダが出演して感激したTHE ICE2019から、なんと4年ぶりに大阪・朝潮橋に行ってきた。グランプリ大会でも活躍した現役選手が占めるアイスショー。レジェンドのアイスダンスチームが3組も出場するという豪華さが今回の特徴だと思う。
アダム・シャオ・イムファ 動きの確かさ。みたことのない動き、彼にしか出来なさそうな動きをちりばめたステップ。群舞でも、「あのぶれない動きの人は誰かな」と見ると、アダムだった。怪我をせずに、長く活躍してほしい。
友野一希 ミューシャ・ジー振付けのフリー。現役後半のミューシャ・ジーが選び取った戦略、というのか、技を丹念に積み重ね、オーソドックスに演じながら、じわりじわりと大きな世界観を見せつける。滑りがきれい。今年の友野一希は、方向転回していて、きっとそれに成功すると思う。
三原舞依 デビッド・ウィルソン振付けのフリー、「ジュピター」。けだるいタイプの曲が多そうな今季新プログラム群の中にあって、がらっと違う。正統派攻め曲が爽快。三原舞依のスケート、力強さが加わって、大好き。ああ、三原舞依のスパイラルは健在、最後が2回転ループの4連続ジャンプもかかさない。演技後の挨拶、アイスショーでの鈴木明子振付けの「ゲレンデが溶けるほど恋したい」のときの、頭の上でハートを作る姿で、うれしい。いつか、鈴木明子振付けのタンゴとか濃いめののプログラムも熱烈希望。
おおおおお、かなだい、白衣装のソーラン!白の衣装、白の衣装、やったーーーーー。この超うさんくさくて、超フォトジェニックで、超夢中にさせるソーランが見られたなんて、今でも信じられない。これが高橋大輔?!とあらためて驚くが、村元選手も、ものすごい。村元選手に目が釘付けになる時がけっこうあった。村元選手、引退が早すぎないかと思うくらい。まだまだ、できそうだし、まだまだ新しいことができそうだ。引退したけれど、リフトもすごい。髪の毛を2色にしていて、高橋大輔は上が柔らかい金?、村元哉中はサイドが柔らかい金。
会場に入るときに、白ソーランとおそろいみたいな浴衣(着物?)を着て、「K7D1 」と文字が入った特注の髪飾りをつけた女性の後ろ姿に目が釘付けに。演目が白ソーランだったときには、あの女性はどこで見ておられるのだろうかと思った。他にも赤黒ソーラン浴衣とか、オペラ座浴衣とか、作っているだろうか。
演技後、引退挨拶。高橋選手、声が高い。演技がすごくて、才能努力は世界一で、挨拶はいきなりフレンドリー。最後は性格が大事だとこのごろ思うので、高橋さんは、これからもいい仕事、チャンスに出会い続ける人生になるかと推測する。ダンスは突出しすぎているから、50歳くらいには人間国宝みたいなレジェンドの中でも超でかいラスボスレジェンドみたいになるだろうか。それでも、挨拶は普通にフレンドリーな人で。
キーガン・メッシングもすいーーーーーーーっと現れて、雑味のない、すいーーーーーーーーーと、それでいて重みのある滑り。この空気清浄機能のあるスケーターが引退してしまうのも、寂しいものだ。引退挨拶で、お子さんが二人、上の人は7歳?そんなに大きいか?キスクラでスマホで子供の写真をみせるイベントもなくなるのが寂しい。キスクラにスマホを忘れたことも懐かしいったらない。消防士になると聞いたが、ご無事とご活躍を祈る。スケートもしますよね?!
シェイソン・ブラウン ああ、ジェイソン・ブラウンだあああ~~~。新プログラムも、ロヒーン・ワード振付け。難しそうな振付けの中でも、定番の技が次々と。今季もグランプリ大会には出ないで、国内大会には出るのかな。その間は、ジェイソンは何か、新しいプロジェクトに取り組んでいるのかも。何をしているのかな?!
イリヤ・マリニン 昨シーズンは4回転アクセルを試合で何度もきめたマリニン。表現力問題で不適切発言があったが、マリニンはジャンプ系の選手だと実感した。今シーズン、いろいろ迷わず、ジャンプで攻めてほしい。
パパダキス&シゼロン しっとり。競技を続ける中でパパダキスのつらい話を読んでいただけに、身を削って努力しているスケーターの身を案じる気持ちが強くなる。静かでしっとりと。もっと見たい。
宇野昌磨&ネイサン・チェンのコラボプログラム 宇野昌磨は濃いめの紺、ネイサンは明るめのスモーキーな青。演技開始前に、薄明かりの中を、さーーーーーっと滑り出して開始位置についたのは宇野昌磨で、その姿に、やる気がみなぎって見えた。二人の相手を思いやる気持ちがあふれていて、ここでも、性格の良さがスケートに見えて、二人はこれからも、いい仕事をしてくだろうと思い、温かい気持ちに包まれた。
宇野昌磨が、「さあ!演技をするぞ」とリンク中央に出てくる姿も、毎回毎回、好きだ。スケートリンクにも愛されているショーマ、っていう感じがする。
そして、今回一番、どかーーーんときたのは、ケビン・エイモズだった…。書きながら頭の中で「じゃーーーーん」という重々しい効果音が鳴るくらいな、ボレロだった。陰性なものをがっつりと含んだヨーロッパ人のボレロ。ヨーロッパの土壌で育った人しか表現できないと思われる歴史を背負ったボレロ。バレエのボレロの特殊な動きを忠実に取り入れているのもプログラムに重々しさを加えている。これは今シーズンが楽しみでしかたない。衣装は黒のタンクトップにパンツで、手には真っ赤な手袋。ケビンのエキセントリックなボレロ、待ち遠しい。20歳くらいかと思っていたが、25歳。宇野昌磨と同年代だった。
ルナ・ヘンドリックス ダンサブルなプログラム。ポニーテールをぐるぐるまわして滑る。まだまだ、いろいろな方面の演技が出てきそうだし、可能性が大きい選手。自然と手拍子に。声援が大きかった。
チャ・ジュンファン 超クールなマイケル・ジャクソンプログラム。演技開始位置に立っただけで、声援が。とにかく、かっこよくなった。韓ドラ俳優もびっくりの、スケートで連続ドラマのはじめから最終回までを表現してしまうくらいな、カリスマ性まででてきたような。ジュニアのころからすごかったが、もともとのスケートのうまさに、ためが加わり、細部まで磨かれて、どんどんすごくなっていく。加えてメンタルの強さ。現実的な諸事情によりクリケットクラブを離れざるを得ないそうだが、クリケットのトレーニング効果が、右肩上がりで出てきて、新たな高みまで、今シーズンは行くのかもしれない。
りくりゅう。雑味のない清浄な滑り。こんなにうまいんだ…。トリプルツイストで「おお」、木原選手がひざまずいて三浦選手を持ち上げて、自身も立ち上がるあのリフトも、見た。すごく整っている。最後のデススパイラルで耐えきれず、フライングで拍手。
チョック&ベイツ 昨シーズン、なぜか、チョック&ベイツは頻繁に見ていた。演技が良かったり、もうひとつだったりしたのも見たし、最終的には、これがチョクベイなのかと凄さも見た。その本物、流れる演技、磨き続けた技、うっとりしているままに、演技が終わってしまった。今回、スタンド席だったが、チョクベイはアリーナで見たかった。
ネイサン・チェンが全体が金色に輝く衣装で出てきたときには、驚いた。スパンコールとか光る衣装は嫌いではなかったか。それが全体なんだが。最近のネイサンのことを読んでいなかったから、知らないのかも。心境の変化?本を2冊出版。演技を見ながら、あらためて、ネイサンの凄さを想う。ネイサンの演技を家で見返したくなった。
坂本花織 すごい坂本さんが、でてきた~~~。マリー・フランス・デュブレイユのフリー。滑りが違う。豪快でいて、繊細。すごい2Aがこれかーーー。ロヒーン・ワード的なアンニュイな動きもあり、昨シーズンで動きが変わったと思う。世界選手権金メダリストの重圧はすごいだろうけれど、怪我なく、活躍を。がんばれ。
宇野昌磨 土曜日の昼の部は、月の光。ショーマの静謐な時間。ジャンプのときのシャッという心地いい音も聞けた。初めてアイスショーに来ましたと話しかけて下さった、お隣の席のご夫婦が、「音がするんだ」とジャンプの音に感嘆のため息をついておられたときは、わたしは「そうでしょう!」と心の中で、満足しながらうなずいた。浅田真央さんのアイスショーで、たくさん浅田真央さんの滑りを見られていたので、それに慣れていたためか、宇野選手個人のプログラムが一つなのが、寂しかった。思えば、浅田真央さんのTHE ICEでも、浅田真央さん個人の演技は一つか二つだったから、もっと見たいといつも思っていたのを思い出した。それがアイスショーだった。現役選手だから、無理してまでアイスショーで滑って欲しくはないものだし。
すごかったフロアダンスなどは次回に続きます。そのあと、BEYONDの続きです。
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