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『キレイゴト抜きの農業論』(久松達央著)と、韓国バラエティ『三食ごはん』を見て田舎生活に憧れる

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 有機農法なら安全で美味しい、農家は清貧な仕事だ、農業にはガッツが必要だ、等などの固定観念は今では違っている、という本。脱サラで就農した著者は、年間50品目の有機野菜を栽培し、全国にファンを獲得してきた。徹底的に考えに考えた著者の戦略が書かれている。会員の消費者と、都内の飲食店に、さまざまな提案や情報を伝えながら、直接販売をしている。

 自分も健康には苦労してきて有機栽培野菜を食べてきたほうなのだが、確かに「これは…、すごくおいしい」と思うものもあるが、スーパーの野菜と変わらないと思うものもあった。
 今では農薬もだんだんと改良されているらしく、何が違うのかといえば…、無農薬だと、土壌の健全性が保たれる。あといろいろ長い目で見たらやはり農薬は使わないほうがいい。

 とはいえ、栽培野菜自体が自然界のものではない、と書いてあり、今まで気がつかなかった。野菜は食べやすいように収量があるように栽培しやすいように改良に改良を重ねてきたもので、自然そのものとは違うのだ。

 販売戦略としては、それぞれにストーリーがある、などなど。言えることは、旬の野菜こそがおいしいということだ。冬のトマトとか、改めて、再認識。

 韓国バラエティの「三食ごはん」シリーズで、3人の韓国俳優が田舎で生活する様子を見ていると、自分は今の生活で本当にいいのかという気持ちになる。かまどで火をおこしたり(田舎でもガスコンロがあるのではと思うが)、野菜を栽培・収穫したり、釣りをしたり、庭で料理をして、庭の縁台や、縁側で食事をしたり、特注のかまどでピザやパンを焼いたり(イ・ソジンという俳優さんの仕事)、化学調味料を使わずに、庭の土に埋めた瓶で保存している調味料(しょうゆ、コチジャン、味噌など。他に、カタクチイワシエキス、塩辛エキス、梅エキス、水飴、砂糖、粉唐辛子、あと、いろいろなエキス)を混ぜて調味したり、蚊帳で寝たり。いいな~~~と思う。日本だったら、梅干しを漬けたり、らっきょうをつけたり、果実酒をつけたり、味噌を仕込んだり、あと…思いつかない…

 仕事をリタイアした人が田舎で農業を始める気持ちがものすごくわかる。今の自分は、家からスーパーや生活に必要なあらゆる施設まで5分、そこから駅まで5分、そこから電車に乗って降りて、歩いて5分で職場という便利な生活を満喫している。ずっとそうしていようと思っているが、心が揺れる。

 山と海なら、食べ物的には、魚介類がとれてタンパク質に困らない海がいいと思う。海でも山でも山羊を飼育して山羊ミルクで乳製品を確保して、鶏を飼って卵も食べられるから、山でもいいか…。でも、牡蠣やタコやキスや鰯や鯛は格別だ。

 結局、都会に住み続けて、多肉植物を愛でるのか…、まあ、いいか。

 

 



by tarukosatoko | 2024-03-09 09:51 | | Comments(0)

本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。


by さとこ タルコフスカヤ