フィギュアスケート・ミラノ五輪最終予選、男子シングル、ショートプログラム。
ロシアのピョートル・グメンニクが4回転ふたつとトリプルアクセルで、いきなりの93点台。ポニーテールにロシア民謡を踊る人風の衣装。片方の腕部分に赤い花をちりばめて、そでにハンカチのような布を追加してある。ああ、ロシアな衣装だ…。着氷が重めのロシア的なジャンプ、トリプルアクセルは高かった。振付けもロシア的なものが随所にあって、プルシェンコやコフトンやコリャダやトゥクタミシェワやメドヴェージェワやトルソワなどの滑りを思い出して、胸が熱くなった。ロシア人の滑りがやっぱり好きだ。見ていてわくわくしてくるのだ。
38歳の医師で「黒帯」という曲で滑った選手はフィンランディア杯にも出場するそうだ。
モナコのダビデ・リュートン・ブラインはスキンヘッドで、キレがものすごくて、ちょっとへんなくらい目を引く作品だった。ジャンプは全部成功。世界選手権では全部のジャンプで転倒したそうだから、大成功か。滑りは流れがあるし、個性が強くて、忘れがたい選手だ。
ハンガリーのアレクサンドル・ブラセンコは和のプログラム。日本的すぎて、わからなくなる作品だった。荒城の月の三味線と太鼓の演奏で、カスタネットのような打楽器も加わり、さらに、「あーすたこらさっさ」「はーどっこいどっこい」と「おてもやん」のうたのような甲高い女性のかけ声が入る。音に合わせたいろいろな振付けは意欲的だが、日本人的には、「?????‼」な、何を表現したいのだろうかと、理解しにくい謎の作品だった。
フランスの3枠目のために参戦したのは、フランソワ・ピトー。ジャンプは降りる前にしっかりと回転をとめて降りているから流れがあって、美しい。スピンもレベル4。ケヴィン・エイモスとかアダム・シャオ・イムファが活躍するフランスの底力を感じた。
メキシコのドノヴァン・カリーリョはすごく上達していて、4回転サルコー3回転トーループの連続ジャンプにトリプルアクセル。すごい~~。前に見た明るい雰囲気のままに、トップレベルの選手になっていて、感激した。
黒帯に荒城の月。ヨーロッパの人の日本的なものへの感受性がわからなくなった男子SPでもあった。
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