
文庫本の表紙が怖い。1991年の本だから、34年前の本ということか…。新聞記者と大学の先生が二人で謎解きをする話で、二人の着眼点、問題のビデオからヒントを見つけ出して答えを探し出す行動力と賢さが気持ちよかった。おもしろくて一瞬で読了した感じ。見たら1週間後に死ぬというビデオの描写は、生々しく、おどろおどろしく、「これ読んで大丈夫か」と不安になるくらいだった。大学の先生が、自分は犯罪者だと新聞記者に犯罪内容を話しているのも違和感があった。忌むべき犯罪者が問題を解決していくって、話としてどうなのかと思ったが、最後で犯罪者ではなかったかもしれない…で終わる。続編でわかってくるだろうと思うと、続編を読まなくては…
34年前の話なので、結末を読んだときは、「ああ、こんなことがあったなあ」と、さめざめとした気持ちで思い出した。ホラー小説に分類されるのは、内容が非科学的だからだろうか。そこまでは怖くはなかった。すごく話題になったのは映画のほうで、映画はテレビから山村貞子が出てきたりして、めちゃくちゃ怖いものだったようだ。
この小説は、「ストーンテープ理論」が元ネタになっているそうだ。この理論は、石や岩などが、そばにいた人間の深い情念や思考や感情の痕跡を蓄えるという理論。この理論によれば、物体が出来事を保存し再生できると考えられる。リサイクルの宝石とかアンティーク家具とか買ったらあかんという人がいるのは、そういう感じか。
それにしても、何年前のことだったか、不幸の手紙は受け取ったことがないが、「このメールを10人に送らないと、不幸な事が起こります」というメールは何度か受け取ったことがある。普通に知り合いが送ってきて、自分はそのまま放置したように記憶している。さすがに今はそれを信じる人はいないだろう。でも、検索すると、数年前に「不幸の手紙ライン」が中高生で流行っていたと。
あと、両性具有、雌雄同体みたいな話も。「らせん」「ループ」につながるらしい。
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