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ぺらぺらうかうか堂(フィギュアスケート&本&タイドラマ等&雑記)


本をぺらぺら読むのが一番の幸せ。フィギュアスケートやタイ・中国などのアジアドラア、生活雑記もあり。
by さとこ タルコフスカヤ
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タリンクホテルズカップ2024 山下真瑚『She Is Like the Swallow』


 エストニアのタリンで、タリンクホテルズカップが開催され、日本人達が出場し、もれなくメダルを獲得した。あたりまえのように「タリンクホテルズカップが…」と書いているが、ぼや~~~んと試合を見てきたわたしは、この大会の存在を認識していなかった。タリンにタリンク(シティ)ホテルがあり、そのグループかなんかが主催なのだろうか?出場選手を見ると、女子は北欧の選手ばかりで、男子は北欧だけでなくフランスなどの選手ばかり。出場選手自体が10人前後。こじんまりして見える大会に日本人がどかっと参戦したように見える。

 うれしかったのは、山下真瑚のショートの出来映え。


 

 可愛い人の重厚な伸びるスケーティング。山下選手が歌い語っているんではないかと思うくらいな歌声と選手の融合。ああ、重みがあるルッツトーループのコンビネーションジャンプ。ぐいんと伸びるイーグル。振付けの鈴木明子さんにも大きな声でブラボー!フリーはミスが出てしまったが、来季が楽しみになってきた。

 おそらく来シーズンは破竹の勢いでやってくるだろうと予測される住吉選手、世界選手権がこれからの吉田選手、そして、男子は髪の毛にメッシュをいれて雰囲気を変えた三浦選手、期待大の吉岡選手。こんなに有望選手がいるなんて。






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# by tarukosatoko | 2024-02-19 10:03 | フィギュアスケート | Comments(2)

読んだ本、覚え書き『レプリカたちの夜』、かずのすけの本


 今日は高橋大輔の滑走屋初日。わくわくわくわく。しかも、撮影してもいいという。アイスショーで撮影してもいいと言われると、自分だったら、慣れていないだけに、えええええ、いつ撮影しよう…とか、戸惑うやんか。観客の人達の写真や映像を見せてもらえるだろうかと、すごく楽しみにしています。

 こんなときになんですが、読んだ本の覚え書き。

読んだ本、覚え書き『レプリカたちの夜』、かずのすけの本_e0337786_21183945.jpg

 カズオ・イシグロのレプリカ関連の小説が面白かったので、レプリカつながりで読んだ。いやいや、こんな展開、つっぱしる展開、いくところまで行ってしまう展開。これは好き嫌いが分かれる本。まるでラヴェルの「ボレロ」のように、おかしな展開が高まって、まだまだ、と、どんどん変になり、プツンと終わる。どこまで行くのかと最後まで読んだが、そう終わるのか。気持ち悪い~~~~~。声を出すおもちゃが壊れかけたようなレプリカ、怖い、怖い。

読んだ本、覚え書き『レプリカたちの夜』、かずのすけの本_e0337786_16543210.jpg

 かずのすけ、という人のコスメの本。YouTubeで低刺激のコスメを、デパコスからプチプラコスメまで成分から使用感まで紹介している人。刺激になるような成分のものはすすめないところがいい。
 『医者が飲まない薬』は、もともと飲んでいないものだった。






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# by tarukosatoko | 2024-02-10 13:15 | | Comments(0)

『禁城・死の沈黙の武漢で本当に起きたこと』(ムロン・シュエツン著・飛鳥新社) 

『禁城・死の沈黙の武漢で本当に起きたこと』(ムロン・シュエツン著・飛鳥新社) _e0337786_21171427.jpg

 新型コロナウイルスの出始めたころの、中国・武漢がどんな様子だったかが、ありありと書かれている。2019年末から2020年、日本も戦々恐々としていたときの武漢、そこは「死の沈黙」そのものだったことを読んで、武漢の人達の置かれていた境遇に戦慄した。

 2022年北京オリンピック、防護服でかためた中国の関係者の様子を思い出す。

 飛鳥新社のホームページより↓

芥川賞作家・楊逸(ヤンイー)氏、東京大学大学院教授・阿古智子氏推薦!
中国の人気作家が封鎖された住民に極秘インタビュー。逮捕を逃れ、ロンドンへ亡命して実話を伝える。歴史から消せないゼロコロナ犠牲者の物語、日米同時刊行。
何が起こったのか、なぜ世界を深淵にひきずりこむ悲劇となったか、真実を明かす。
中国で最も人気のある現代作家の一人で、著書やニューヨークタイムズの記事で習近平政権から黙らされたムロン・シュエツンが、2020年4月6日、静かに武漢に向かった。政権が喧伝する新型コロナ勝利との英雄的イメージの裏で、最も過酷なロックダウン下を生きる人々の恐怖、混乱、苦しみを世界に伝えようと決めたのだ。
ニューオーリンズを舞台にしたダン・バウムのベストセラー『ナイン・ライブス』の手法にのっとり、武漢の人々が実際に経験した驚くべき物語を取材。感染の最前線に立った医師、夫婦で感染し夫を亡くした妻、封鎖下で客をとり続けた違法バイクタクシーの運転手、病人を助けるために身を投じたボランティア、実態を世界に発信し逮捕された市民ジャーナリスト、一人娘を奪われ抗議し軟禁された母親などの驚くべき物語が描かれている。中国共産党はパンデミック発生の歴史を書き換えることに多大な努力を払ってきたが、本書はこれらの痛烈で美しい生の証言を通して、武漢で実際に起こったことを描き出すことに成功した。




 覚え書き。
 警官がドアをノックし、警察署へ連行、尋問は数時間も続き、収容所へたたき込むぞと言われる。真実の探求は犯罪行為だと見なされることが多く、著作の出版は禁止され、数百万人のフォロワーがいたSNSアカウントが消される。
 病院へは数キロを徒歩で。
 「文章にサインするよりは患者を死なせるほうがマシだったんです。サインしてしまえば責任を負うことになるからです。結局、誰も決断しないことになるのです」
 あの悲劇的な春果てしなく続く夜の中ですすり泣くしかなかった。
 感染した人を運ぶ違法のバイクタクシー。
 コロナ感染後、老人ホームには帰れないのに、退院をするしかなく、移動手段もなく、不要品のように道の真ん中に放り出された。
 「父を助ける日記」で短い動画を稿し続けた人へ、善意の義捐金が集まる。
 金融業を批判する記事をネットに投稿すると次々と削除されアカウントも削除される。精神的に問題がない人々を精神病院に閉じ込める戦術が日増しに普通になっていた。
 「誰もが自分の生活のことしか考えない。なぜほんの少しの抵抗の気配すら見せないのでしょうか」「わたしが現実の世界で暮らしたことがないからかもしれません」
 武漢の1100万人を飲み込んだブラックホール 。
 李文亮医師の死 。
 コロナとは関係ないが、一人っ子政策、子供がうまれると、すぐに「自発的に」避妊リングをいれる。

 まさに、今日あたりから、神戸の繁華街も中国人観光客の人達で埋め尽くされるのかと思ったが、そこまででもないらしい。少し前でも半分は、アジア人だけでなくて、どこの国かわからないが、外国の人だったが。




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# by tarukosatoko | 2024-02-10 10:34 | | Comments(0)

4大陸選手権2023 男子シングルフリー ものすごい鍵山優真 & ロシア味あるミハイル・シャイドロフ


 書くのが遅れましたが…4大陸選手権が終わった。

 気になる選手、ウェスリー・チュウはフリーがキルビルだったが動画見つけられず。

 カザフスタンのミハイル・シャイドロフは始まりの音が「ミス・サイゴン」みたいだったが、「カルミナ・ブラーナ」。最初の4回転ルッツを難なくきめて、ルッツ、フリップ、トーループで4回転が4本の構成。この心をつかむ感じ…、考えたら、コーチも振付け師もロシア人で、しばらくは家族でロシアのソチに移住して練習していたそうだ。ロシアの雰囲気をまとった選手だったのだ。でも、選手はカザフスタンのアルマトイ生まれで、お父様がカザフスタンのフィギュアスケーターだったらしいが、未確認。
 ロシアといえば、北京オリンピック団体戦の銅メダルはカナダではなくロシアだった。ワリエワの点数を引いた点数がロシアのほうが高かったとのこと。ワリエワだけを悪者として、他はクリーンという判断。ドーピング検査がクリーンだったから、ということなのだろう。勝手な感想ではあるが、水面に出たものだけを見て、水面下は放置、という感じに見えるのだが、ではどうすればというと、あまりにも複雑でものすごい労力であたってもできるかどうかという難問だ。でも、でも、密かに水面下で、気長に取り組む気持ちで、着手していてほしい問題ではある。

 最高にうれしかったのが、ボーヤン・ジンの4回転ルッツから始まる、復活の演技。ボーヤンの4回転ルッツがまた見られた。すごくうれしい。移籍するしないと数年前からあったが、オーサーコーチのクラブに移籍している。環境変化がうまくいったのか。
 恒例となった感がある、中国でのボーヤンへのぬいぐるみの投げ込み。一人が何個も続けて投げているところもあり、これはなんだろうか、と。投げている人に表情がないように見えるのは、国民性だろうか。投げ方に、ぬいぐるみへの愛着、ボーヤンへの熱狂がないように見えるのも、いらんおせっかいだろうか。とはいえ、ボーヤン・ジンへの応援の気持ちは伝わっているのだろう。でもやっぱり、次のスケーターがなあ…

 山本草太は、最初の4回転二つがうまくいかなかったが、経験を積んできただけあって、持ち直した。残りのジャンプはきれいに決めた。最初のジャンプが決まっていたら2位か3位かと悔やまれるが、これが試合というものなのだろう。来季はもっと前に。がんばれ。

 チャ・ジュンファンはかっこよかった…。2018年の平昌オリンピックから6年、成長したな~~~。ここらへんで、振付け師をロヒーン・ワードにしてみては。あるいは、思い切って鈴木明子にかけてみてはくれまいか、あるいは、宮本賢二に、あるいは…。

 佐藤駿、何度もみてきたシースルーみたいな衣装。「四季」、ここで終わらずに来季、またはいつか、続けてプログラムに取り入れてほしい。今季、すごくなって驚いたが、もっと凄くなるように思うんだけど。来季はもっとと期待がふくらむ。

 そして、鍵山優真、冒頭の4回転サルコウがあまりにも、あまりにも美しくて、「はあああああ」と感嘆の声をあげた。いろいろな選手が滑っている「あなたの黒い瞳に雨」だけれど、鍵山選手の演技が一番好きだ。最後のステップで心を鷲づかみにされる感じ。ものすごいな、ものすごいな。キスクラでお父様もうれしそうだった。世界選手権でも、お父様が笑いますように。

 


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# by tarukosatoko | 2024-02-08 10:12 | フィギュアスケート | Comments(0)

4大陸選手権2023 男子シングルSP 草原の風・カザフスタン、山本草太の伸びるスケート、佐藤駿の美「リベルタンゴ」、鍵山優真の4回転サルコウ、ボーヤン・ジンにブラボー、オーラ増すチャ・ジュンファン


 4大陸選手権、今朝、男子シングルショートプログラムの録画をじっくり見た(関西はテレビ放送が男女ショートだけで、関東のように地上波もない。時間があえばライストで見ていたのだが、見られないものが多くて、これからはFODで見ることにしようと思っている)。

 樋渡知樹は健在だった。知らなかったが、濱田コーチと佐藤洸彬コーチが帯同していた。24歳、日本でも練習しているのかな?

 カナダのウェスリー・チュウ(18)。カナダチャンピオン。

 カナダのローマン・サドフスキー(24)。身長184㎝。

 カザフスタンのディアス・ジレンバエフ(20)。草原の風を感じさせる爽快なスケート。リンクの空気がきれいになったような、浄化される感じがある。コーチはデニス・テンのお母様でデニス・テンアカデミーのオクサナ・テン。

 カザフスタンのミハイル・シャイドロフ(19)。マトリックス。ジャンプが映える人。華のある演技。衣装も、かっこいい。上半身のラインの入り方とか他のいろいろとか、パンツにランダムにあしらわれたバックルとかいろんなもの。上着の後ろ部分が燕尾服にみたいな感じで長くて、解説の無良崇人さんが「邪魔にならないかと心配しますが大丈夫なんでしょう」と。この衣装のデザイナーはどんな人なのかな?コーチは、アレクセイ・ウルマノフ。ロシアの人だ。

 中国のボーヤン・ジンが復調したのは、うれしかった。26歳。怪我やコロナや虫垂炎?などの困難を乗り越えてきて、今、やっと元の状態に戻ったように感じた。帰ってきたボーヤン・ジンの演技に胸が熱くなった。あごをあげてとぶジャンプもそのまま。ジャンプ構成は、4回転トーループ、トリプルアクセル、3回転ルッツとトーループ。昨シーズンからカナダのオーサーコーチのもとに拠点を移している。演技後のぬいぐるみなどの投げ込みの量の多さは、今回もそうだった。少しは減ったかと思うが、一人で何個も投げ続けている人もいた。ぬいぐるみを投げ込むのはどうかとは思うが、ファンの思いは選手に届いていると思う。

 山本草太(24)、「カメレオン」。これぞデイビット・ウィルソンという、おしゃれな振付け。特に何かをしているわけではない部分、つなぎの部分などで、振付けも意識していないらしい部分で、エッジに乗ってぐいいいいいんとスケートが帯びるところが見ていて、すごく心地いい。なんもないところでめちゃくちゃ光っている。ここが山本草太の強みなのか、何年も解説で聞いてきた「スケートがよく伸びています」というのはこのことなのかと。

 チャ・ジュンファン(22)。名前がコールされてリンクに出てきただけでも、すごい圧。年々、強まっているオーラ。4回転サルコウでさらに光が強くなり、続く3回転ルッツ3回転ループで、さらに光量があがる。ううう、まぶしい。無良崇人さんも「ステップは鳥肌がたちました」。スピン、上に伸ばした手が動かなくて固定されているようなのもすごい。ぶれない。

 でも、佐藤駿は、もっと驚いた。19歳。後に残すほうの足さばきが、ものすごい余韻を残す。ポーズをとって一瞬止まる部分がすべて絵になる。軽やかな4回転トーループ3回転トーループ。最強の4回転ルッツも難なく。99.20。シーズンベストで、コーチが「おおおおおお」と歓声をあげて、コーチが立ち上がる(かつてのデニステンのような)。そして、佐藤選手の頭をなでなでする。師弟の歩んだ道、これからの道。今シーズンの佐藤選手は、表現に覚醒した。高難度ジャンプと表現の両立、誰でもできることではない。

 でも、(ぐんぐん神演技を重ねていくという、全日本の奇跡のようなことが4大陸でも)、鍵山優真(20)は、すべてを塗り替えるようなクリーンで疾走感に満ちた演技をした。「Believer」。画面下のプログラム解説文は毎度、しみじみと見る。「不安や痛みは受け入れて成長の糧にするという信念を表現」
 冒頭のサルコウは見たこともないきれいなジャンプだった。一瞬残したほうの右足が氷に描いたラインがプロジェクションマッピングみたいに、ものすごくきれいで、「はっ」とするほどきれいだった。このプログラムは最初のころは、力みが見えていたが、それが自然になった。訴えてくるものがある。表現の深化というのか。伝わるものが強いプログラムだった。

 今日はフリー。
 


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# by tarukosatoko | 2024-02-03 13:16 | フィギュアスケート | Comments(4)
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